ピッコリーノ号編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:56 UTC 版)
「ムジカ・ピッコリーノ」の記事における「ピッコリーノ号編」の解説
シーズン1 音楽の記憶を失った “モンストロ” を助けて “ムジカ”(音楽)を蘇らせる「ムジカ・ドクター」であるドットーレ・マルコ、ドクター見習いのアルベルト、機関士のペペの3人が、ある村で少女、アリーナ・モンテヴェルディと出会い、ムジカ・ドクターに憧れを持つようになった彼女が無理やり仲間に入る。アリーナの音楽的才能も少しずつ開花してくるが、ある時、ピッコリーノ号の食料の異常な減り具合を不審に思ったローリー司令官により、アリーナを無断でピッコリーノ号に乗船させていることが知られてしまう。アリーナやドットーレ達の懇願により、幾度かのテストを経て、アリーナはムジカ・ドクターの養成機関である「ムジカ・アカデミー」への入学を許可される。 シーズン2 ムジカ・アカデミーに入学したはずのアリーナが春休みと称してピッコリーノ号に戻ってくる。最初は再会を喜び歓迎するドットーレ達だったが、次第にアリーナの挙動不審な態度に疑問を持ち問い詰めてみた所、なんと優秀な同級生達の中で自信を失い、休暇と偽ってムジカ・アカデミーを無断欠席していたのだった。彼女の事情を汲み取った一行は可哀想に思い、とりあえず気持ちが落ち着くまで黙認する事にはしたが、一連の騒動はすぐにローリー司令官の知るところとなってしまう。一方でほぼ同時期に治療したはずのモンストロが異常飛行をしている謎の事態もまた起きており、ドットーレのとりなしでそれを解決する間(期限は1か月)だけ一行がアリーナを預かることが認められる。さっそく皆は異常飛行中のモンストロ “フゥーロ” の救出に向かうが、追いかけた先で “フゥーロ” 以外にも同様の事態を引き起こしているモンストロを多数見つけ、これらは全てモンストロを動かす動力源となる永久電池「エテルナ」が抜かれてしまっていて飛ぶことができないせいだと判明する。やがて彼らはアリーナを送り届けに来ていた彼女のムジカ・アカデミーの同級生・ビアンカと再会し、偶然落としていった地図を頼りに空中要塞に辿りついたドットーレ達は、彼女とフランツが所属する秘密結社「ガルディアーノ」の存在を知る。2人はモンストロを観察・保護する使命を負っており、何百年も前からモンストロの仕組みと製造過程について研究してきた。その過程で永久機関と思われていたエテルナが実は定期的に音楽を聞かせなければ止まってしまうことを突き止め、ビアンカらは長らく音楽を忘れていたせいでエテルナに充分な動力が残っておらず、せっかく治療してもすぐに動かなくなってしまったモンストロからエテルナを抜き取り、回復作業を行っていたのだった。モンストロに危害を加えているのでは、とビアンカを疑っていたアリーナは、友人を信じることの大切さを学ぶ。アリーナとビアンカはともに立派なムジカ・ドクターを目指してムジカ・アカデミーに戻っていく。
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