パープル・ファミリーの活動
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「ディープ・パープル」の記事における「パープル・ファミリーの活動」の解説
メンバーの入れ替えも比較的多かったが、各メンバーの脱退後の活動やソロ活動も盛んで、常にロック界をリードしてきた。以下はそのほんの一部である。 ペイス・アッシュトン・ロード イアン・ペイス、ジョン・ロードの2人にトニー・アッシュトンを加えたバンド。アルバム1枚を出して解散。 ウォーホース ニック・シンパーの結成したバンド。ボーカリストのアッシュリー・ホルト(リック・ウェイクマンとの活動で知られる)はディープ・パープルのオーディションの最終選考まで残った人物。 キャプテン・ビヨンド 第一期のボーカリストであるロッド・エヴァンスが脱退した後に参加したバンド。ロッド・エヴァンス自身はセカンドアルバムを発表した後に脱退するが、バンドはその後も活動を続け、2枚のアルバムをリリースする。 レインボー 第1-3期、5-7期のギタリストであるリッチー・ブラックモアが、最初に脱退して結成したハードロック・バンド。後にロジャー・グローヴァーやドン・エイリーもメンバーとして加入する。ロニー・ジェイムス・ディオやグラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナーなど、その後もハード・ロック/ヘヴィメタル・シーンで活躍するシンガーを何人も輩出している。また、コージー・パウエルとのコラボレイションも伝説的。なお、1978年の来日公演時、札幌公演で会場の混乱から観客1人が死亡する事故が起き、当時大きなニュースとなった(詳細はレインボー (バンド)#事故を参照)。 ブラックモアズ・ナイト リッチー・ブラックモアが1997年に結成したデュオ。恋人キャンディス・ナイト(後に結婚)をボーカルにフィーチャー。中世からルネッサンス期の音楽を主なモチーフとし、ブラックモアはアコースティック・ギターを演奏することが多い。現在も活動中。 リッチー・ブラックモアズ・レインボー ブラックモアズ・ナイトと並行する形で2016年から活動を開始。 ホワイトスネイク 第3、4期のボーカリストであるデヴィッド・カヴァデールが中心となって結成されたバンド。後に、イアン・ペイスとジョン・ロードも参加する。数多くの著名なギタリストを輩出し、1980年代後半には全米チャートも制覇した。現在でも「紫の炎」「ミストゥリーテッド」といった、カヴァデールのディープ・パープル時代の楽曲を演奏。 カヴァーデイル・ペイジ デヴィッド・カヴァデールとレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジとの1990年代前半のプロジェクト。アルバム1枚と、日本でのライブ・ツアーのみの活動にて解散している。 ヒューズ・スロール グレン・ヒューズと、元パット・トラヴァースなどとともに活動していたギタリストのパット・スロールによるプロジェクト。以降、ヒューズはソロ活動中心だが、かつてゲイリー・ムーアのソロ・アルバムやブラック・サバスのアルバムに全面参加するなど、ベーシストとしてばかりではなくボーカリストとしての評価も高く、現在も盛んに活動する。 イアン・ペイスは1999年のポール・マッカートニーのロックンロール・アルバム『ラン・デヴィル・ラン』に参加し、アメリカやイギリスの、複数のテレビやラジオ番組に出演してライブ演奏した。その一部は日本でも放送された。 現在のギタリスト、スティーヴ・モーズはディキシー・ドレッグス(後にドレッグスと改める)、第一期スティーヴ・モーズ・バンド、カンサスでキャリアを積んだギタリストであり、現在もスティーヴ・モーズ・バンドを並行して活動させている。 トミー・ボーリンはバンドへ参加する際に、ソロ活動も並行したいと述べた条件が認められ、結果的に2枚のソロ・アルバムをリリースしている。 ギラン=グローヴァー イアン・ギランとロジャー・グローヴァーのユニット。1988年にアルバム『アクシデンタリー・オン・パーパス』を発表。内容はハードロックではなくエレクトロ・サイケデリック・ポップだった。
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