パラソルショップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 07:08 UTC 版)
「とくしまマルシェ」の記事における「パラソルショップ」の解説
徳島市の中心市街地である新町川の新町橋~両国橋間は、1989年8月には北岸に新町川水際公園が、1996年2月には対岸にウッ ドデッキでできた「しんまちボードウォーク(全長350m、全幅6m)」が完成した。更ににぎわいを高めるため、1998年3月に中心商店街活性化事業の一つとして、「パラソルショップ」が開催された。直径約4mの大型布張りパラソル50基を製作し、商売を始めたい人などに、低料金で貸し出すものである。 ロケーション 「とくしまマルシェ」が開催される「しんまちボードウォーク」やアーケードは道であり、各機関の指導に従うことで初めて許可され、イベントが開催可能となる。 出店者の選考方法と統一デザイン 前出「パラソルショップ」の先例から、出店者の選考方法と統一デザインは以下のようなものが挙げられる。産品を揃えるため出店者はマルシェ事務局が一軒一軒必ず現地視察をおこない出店を依頼している。 さらに、「とくしまマルシェ」では、毎月必ず「フェア」と銘打ち、旬の作物等を統一テーマとし、出店を依頼している。いちごやトマト、じゃがいも等の産品や、冬の鍋物や春のフレッシュジュースをフェアとして取り上げており、季節感を大切に選定している。 出店者である生産者には、必ず販売も依頼しており、原則として委託販売を行っていない。現在の生産活動の中から出店時間を捻出してもらう必要があり、出店を断念する生産者があるのも事実である。 ただし、天候不順により作物が予定通り収穫できなかった場合や、台風等により生産現場を離れられない場合については、直前での出店キャンセルにも柔軟に対応している。また、人気店については早々に完売となってしまったり、人員の関係で開催時間終了前に閉店することについても認めている。 以上の理由により現状では通常開催は月1回のペースであり、初回開催から半年が経過し、他のイベントと協賛した特別開催も手がけられている。 ビジネスモデル 「とくしまマルシェ」の主催者であるマルシェ事務局のビジネスモデルは、出店者が自身を披露する舞台として「とくしまマルシェ」を運営し、その中から「とくしまマルシェブランド」を育て、自身はブランドを使った事業を展開するというものである。 仕組みと仕掛け(PR活動) 「とくしまマルシェ」が打ち出した方針は、マスメディアによる「広報(PR、パブリックリレーション)」が挙げられる。 ITの活用 「とくしまマルシェ」が活用するツールとして、インターネット上でのユーストリームやツイッター、フェイスブック等がある。 とくしまネットマルシェ 「とくしまマルシェ」のビジネスモデルの特徴として、「とくしまマルシェ」と同時に開始したバーチャル店舗「とくしまネットマルシェ」がある。「とくしまネットマルシェ」は、ネット店の紹介や通販だけでなく、「とくしまマルシェ」に関する様々な情報や実際の雰囲気がわかるフォトアルバムなども掲載しており、リアルとバーチャルが連動した作りとなっている。
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