パイプ・容器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:08 UTC 版)
ある程度の長さに切り、途中の仕切りを突き抜けば、パイプができる。大きいものは直径10センチメートルくらいから細いものまである。また、これを縦に半分に切り、水を流すことにも用いられる。 調理器具: インドシナ半島のタイ東北部、ラオス、カンボジアなどでは、竹にもち米とココナツミルクを詰めて火にかけ炊き上げたものが飯として供されることがある。 火吹き竹: かまどの火に空気を送るために使う、風呂沸かしや焚き火にも使う。 吹き矢の筒 樋: 半分に割って、節をそぎ落とした状態で利用する。軒に渡すことで雨樋にしたり、流しそうめんの流路、水飲み場の導水、温泉の湯冷まし路などにしたりして利用される。 楽器: 日本では尺八、篠笛、能管、龍笛、笙、篳篥などの竹製管楽器が伝統的。囲炉裏の上に保存し数十年にわたって燻して炭化したものを材料として使用した。現在の日本では囲炉裏の習慣はないので、人為的に処理を行う。外国には竹製の打楽器や琴がある。竹製楽器のみのオーケストラ団がある。バリ島のジェゴグなどがある。かつてはヤマハが集成材をボディに使用したアコースティックギターを発売していた(現在は生産終了)。チャップマン・スティックが竹集成材を使用した"Bamboo"シリーズを発売している。 キセルの羅宇(筒)。名称はラオスに由来する。 水鉄砲・紙玉鉄砲 ししおどし 竹筒: 一方の節を1つ残し、他方を余裕を持って切ることで、口の大きい容器となる。水をくんだり、花を生けたりするのにも使える。上下に節を残して切れば、密閉された部屋が手に入る。片方に小さな穴を開ければ水筒などに使える。また、これに米を詰め、火にかける調理法がある。 竹を切らない、あるいは一つの節をそのままにした場合、密閉された容器となり、これを火中に投入すると派手な音を立てて破裂する。これが爆竹の由来である。
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