バンコラン菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 05:13 UTC 版)
「ジャック・バルバロッサ・バンコラン」の記事における「バンコラン菌」の解説
バンコランと関わった男性の中には、彼の影響を受けて同性愛者になってしまうものがいる。連載初期の頃は「バンコランの病気がうつった」と茶化されていたが、後のエピソードで「バンコランと接触した相手はバンコラン菌によって同性愛嗜好を感染させられる」という医学的な解釈がつけられるようになった。バンコラン菌は顕微鏡で覗くことで確認でき、ゼリービーンズのような体にバンコランの目と髪がついているという形状で描かれる。バンコラン菌はバンコランが訪問したところにバラ撒かれ、その地域に同性愛者を新しく発生させる。バンコラン菌の感染者はさらに他の男性に菌を感染させ、この結果、その地域の同性愛者の数は飛躍的に増えていくのである。バンコラン菌の主な被害者はタマネギ部隊のメンバーであり、バンコランがマリネラ宮殿を出入りすることでバンコラン菌が蔓延し、今やタマネギ部隊の9割以上が同性愛者である。 バンコラン菌の原型は南極に存在した特殊な菌類であり、ペンギンの同性愛行動の原因となっていたものとされる。バンコランが任務で南極を訪れたときにその菌類がバンコランの体内に摂取され特殊な変化をとげ、現在のバンコラン菌が誕生した。バンコラン菌の特筆すべき点は美青年にしか同性愛嗜好が感染しないという指向性にある。女性や壮年男性、また美しくない青年が同性愛嗜好を覚醒させられることはない。バンコラン菌の指向性は人工的な手段で濃縮させることによって変化させることができる。美青年を無差別に襲うのでなく任意の対象同士のみに恋愛関係を成立させることや、美青年ではない対象に感染させることも可能である。「朝」といった実体を持たない概念的存在に感染させたこともある。パタリロはこの指向性を利用して兵器転用するアイデアを考えたこともあった。 その後、宿主であるバンコランのコスプレを寄生した人間に行なわせることから、世界に彼の顔写真やプロフィールを配信させ、諜報活動を妨害するに至らしめる特殊な変異体を世界的闇組織が作らせたことがあったが、パタリロが試行錯誤の後にマライヒから抽出したマライヒ菌に破壊活動を依頼することで、この陰謀は闇に葬られた。 パタリロの手によりバンコラン菌を改良した、感染者の毛の成長を促進する多毛型バンコラン菌(バンコラン同様に長髪が生えている)が生み出されたことがあったが、副作用として感染者の毛の成長が無限に止まらなくなったため、パタリロがマライヒ菌にバンコラン菌と美少年菌の浮気現場を目撃させ多毛型バンコラン菌をストレス状態にし脱毛させ、普通のバンコラン菌に戻したことにより感染者の毛も抜け事態を収めた。
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