バンコマイシンヘテロ耐性黄色ブドウ球菌(ヘテロVISA)との相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/07 05:53 UTC 版)
「Beta-lactam antibiotic induced vancomycin-resistant MRSA」の記事における「バンコマイシンヘテロ耐性黄色ブドウ球菌(ヘテロVISA)との相違」の解説
ヘテロVISAであるMu3株もVISAであるMu50株もBIVRの性質を有すことは国際学会でも論文でも公表されている。当初は、ヘテロVISAの中にBIVRの性質(β-ラクタム薬によるVCM耐性の誘導)は含まれていたが、ヘテロVISAが定義されたことでBIVRの性質は除外されてしまった。その定義前には、ヘテロVISA(Mu3株)の検出に「β-ラクタム薬によるVCM耐性の誘導」現象を利用しており、その方法を用いてヘテロVISAを検出したと韓国をはじめとした各国から論文として報告されていた。この矛盾を訂正するために、ヘテロVISAの「VCMに対する個々の細胞の感受性」とBIVRの「β-ラクタム薬によるVCM耐性の誘導」が区別された。
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