バブルの発生から崩壊までの流れとは? わかりやすく解説

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バブルの発生から崩壊までの流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 09:35 UTC 版)

バブル経済」の記事における「バブルの発生から崩壊までの流れ」の解説

土地住宅株式など、定価定まっていない時価資産は、取引のたびに刻々と約定価格変化させる時価会計においては時価資産資産価値直近の約定価格時価資産総量かけ合わせたものであり、市場における取引価格変化会計上、社会全体時価資産総額大きく変動させる。 ある資産対す消費需要増加し供給逼迫する局面においては資産買い手数が売り手数を上回り資産価格上昇する資産価格上昇する局面においては資産転売による売買益(キャピタル・ゲイン)を求め投資家金融機関による資産への投資が行われるため、さらに資産価格上昇する資産価格の上昇を見越した消費者による駆け込み需要消費需要一段と増加させ、時価資産増加による帳簿上の資産増加要因として、消費前向きになった消費者による消費需要の増加投資家による投資需要の増加発生し連鎖的資産価格上昇するという、資産のインフレスパイラルが生まれる。この時期バブルである。 一方資産価格消費者購買力著しく上回った時、もしくは市場における資産供給量が消費者実需著しく上回った時、資産買い手数が売り手数を下回り資産価格下落始める。投資家金融機関売買損失キャピタル・ロス)を避けるためいっせいに資産売却し資産価格暴落する時価資産暴落による会計上の国民資産急減さらなる資産価格下落期待した消費者による買い控えにより、資産需要急減し資産デフレ状態に陥る。これがバブル崩壊である。 バブル崩壊は、不良債権問題の発生を伴う。これは、バブル経済期時価資産高騰膨張した法人金融資産に対して査定が行われ、それを基に返済不可能な融資が行われるからである。バブル崩壊資産価格下落すると、残され負債の返済による貸借対照表調整投資停滞もたらす。こうしてバブル経済実体経済好影響与えていたのと同じくバブル崩壊実体経済大きな打撃与えることになる。米国発世界恐慌や、1991年平成3年3月以降日本失われた20年はその典型である。

※この「バブルの発生から崩壊までの流れ」の解説は、「バブル経済」の解説の一部です。
「バブルの発生から崩壊までの流れ」を含む「バブル経済」の記事については、「バブル経済」の概要を参照ください。

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