バティックケーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/18 19:10 UTC 版)
バティックケーキ(kek batik) | |
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バティックケーキ(kek batik)
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種類 | お菓子 |
フルコース | デザート |
発祥地 | ![]() |
地域 | 東南アジア |
関連食文化 | マレーシア、 シンガポール 、 ブルネイ |
主な材料 | 砕いたマリービスケット、ミロ、[1] ココアパウダー、卵、バター/マーガリン 、 練乳 |
バティックケーキ(kek batik)は、マレーシアの焼かない冷蔵ケーキの一種で、スコットランドのティフィンに着想を得たデザートである。イギリス領マラヤ・ボルネオ時代にマレーシアに伝わり、マレーシアの食材でアレンジされた[2]。このケーキは、砕いたマリービスケットとチョコレートソースまたはゆるい鶏卵のカスタードクリーム、バター/マーガリン、コンデンスミルク、ミロ[1]、チョコレートパウダーを混ぜ合わせて作られる[3]。バティックケーキは、イード・アル=フィトルやクリスマス のような特別な祭事の際に振る舞われる[4]。
バティックケーキは、トロピカルの食材を一切使用しないごく数少ないマレーシア料理のひとつである。また、ハリネズミスライス(カルターフントとも)や最近のウィリアム皇太子がグルームズケーキ(新郎のケーキ)に選んだチョコレートビスケットケーキに似ているが、材料の一部は異なる[4]。
ブルネイでは、バティックケーキの上に緑色のトッピングが施されることがある[5]。
写真
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緑色に色づけられたブルネイのバティックケーキ。
脚注・出典
- ^ a b Samantha Khor (2015年3月19日). “11 Sinful Recipes That Can Only Be Achieved With A Lot Of MILO”. Says.com. 2018年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月19日閲覧。
- ^ Aebischer, Camellia Ling (2023年4月17日). “Slice off a piece of history with Malaysia's no-bake batik cake”. SBS Food. オリジナルの2025年4月7日時点におけるアーカイブ。 2025年4月7日閲覧。
- ^ “Kek Batik Coklat” [Chocolate Batik Cake] (マレー語). mStar (2014年8月1日). 2016年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月11日閲覧。
- ^ a b Jane F. Ragavan (2014年8月1日). “No-bake, last-minute desserts for Christmas”. Star2. 2016年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月21日閲覧。
- ^ Ak. Jefferi Pg. Durahman (2014年10月27日). “Kekalkan Warisan Kuih Tradisi Brunei” [Preserve the Heritage of Bruneian Traditional Kuih] (マレー語). Pelita Brunei. 2016年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月11日閲覧。
関連項目
- バティックケーキのページへのリンク