ハードウェアによる仮想化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 19:04 UTC 版)
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1940年代-1950年代のコンピュータは、機種ごとにアーキテクチャが異なるのがあたりまえであったが、既存の設計を参考にすることで新規設計のリスクを避けたり、よそのコンピュータの既存のプログラム・ライブラリを流用するためなどの目的で、既存機と命令セットに互換性を持たせたり論理設計を共通にした、一種の互換機と言えるマシンも存在した。たとえばEDSACはよく参考にされた。 1958年 IBM 709は、既存のIBM 704の命令セットをマイクロコードでエミュレーションし、上位互換性を提供した。 1964年 IBM System/360は、同様に既存のIBM 1401やIBM 1620の命令セットをマイクロコードでエミュレーションした。また、コンピュータ・アーキテクチャを定義し標準化し、以後の互換性を提供した(通常は仮想化と呼ばれないが、プログラムから見れば一種の仮想機械と言える。この効果として、メインフレームではアセンブリ言語でもバイナリでも、40年以上経過した現在まで互換が続いている)。 1973年 IBM System/370モデル158およびモデル168により、物理分割(PPAR)をサポート。単一のコンピュータとしても、複数のコンピュータとしても使用可能。ただし細かいリソースの割り当てはできず、変更にはコンピュータ全体の再起動が必要。 1987年 IBM 3090 の PR/SMにより、多数の論理区画(LPAR)を作成し、コンピュータ全体の停止を伴わず、より柔軟なリソースの割り当てが可能となった。 IBMのPR/SMに相当する機能には、日立製作所 PRMFなどがある。
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ハードウェアによる仮想化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 10:01 UTC 版)
ゲストOSにハードウェアリソースを割り当て、隔離された状態で動作できるようにする仮想機械。2005年と2006年、インテルとAMDは仮想化をサポートする追加ハードウェアを提供した。例えば、VMware Fusion、VMware Workstation、Parallels Desktop、Parallels Workstationなどがある。
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