ハプト‐そうるい〔‐サウルイ〕【ハプト藻類】
読み方:はぷとそうるい
ハプト藻類 [Haptophyceae]
海洋には広く大量に分布し、一次生産者としても重要である。ときには赤潮状態にもなり、その円石のため海面が白く着色することもある。円石をもつハプト藻は二酸化炭素を石灰として固定するので、地球温暖化防止に大きく貢献していると思われるが、同時に揮発性の有害な硫化アルキルであるジメチルスルフィド(DMS)を大気中に放出し、大気汚染を引きおこしているとも考えられている。また、有害なハプト藻であるクリソクロムリナとプリムネシウムは大量に発生して養殖魚の大量斃死(へいし)を引きおこしたことがある。
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