ノバク・ジョコビッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 19:19 UTC 版)
「ロジャー・フェデラー」の記事における「ノバク・ジョコビッチ」の解説
ノバク・ジョコビッチとの対戦は23勝27敗である(2020年1月30日時点)。ジョコビッチはフェデラーが生涯最も対戦したライバルで、2人はグランドスラムで史上最多となる16回の対戦があり、結果は6勝10敗である。ジョコビッチは、BIG4と呼ばれるフェデラー、ナダル、マリー全選手に唯一勝ち越している選手である。 2011年全仏準決勝ではセットカウント3-1でフェデラーが勝利した。シーズン開幕から41連勝と破竹の勢いだったジョコビッチをフェデラーが止め記録更新を阻んだ一戦だった。ジョコビッチは4大大会3冠を達成した年であり、この試合に勝てていれば年間グランドスラムも夢ではなく、ビッグチャンスを逃した一戦である。その後の2011年全米準決勝ではジョコビッチが3-2フルセットで激戦を制した。この後決勝でナダルに快勝し、ジョコビッチが4大大会3冠を達成している。この試合、最終セット、フェデラーのサーブでマッチポイントを迎える絶体絶命の状態で、ジョコビッチは強烈なリターンエースを決めて形勢逆転したシーンは歴史に残る名場面である。 2012年ウィンブルドン準決勝はフェデラーが3-1で快勝した一戦。フェデラーはこの後決勝でマリーを破り、グランドスラム17回目の優勝/No.1返り咲き/史上最長No.1記録達成につなげることになった。この試合1-1で迎えた第3セットが、お互いの技術、戦術を尽くした壮絶な勝負どころであり、「最強王者同士の歴史的戦い」ともいえる名場面である[要出典]。 2014年ウィンブルドン決勝はジョコビッチが3-2で接戦を制した一戦。この試合、第4セットがフェデラーのスーパープレーにより奪取した名場面は、とても33歳のプレイヤーではなく、全盛期のフェデラーがわずかな時間復活した瞬間である[要出典]。 2015年ウィンブルドン決勝第2セットタイブレーク。ジョコビッチが3-1で試合自体は快勝。しかし、第2セットタイブレーク(フェデラー12-10ジョコビッチ)は、一時的であるが、全盛期同士のフェデラーとジョコビッチの対決を感じさせた最高の名場面である[要出典]。2008年ウィンブルドン決勝フェデラー対ナダルの第4セットタイブレーク(フェデラー10-8ナダル)と並ぶ歴史に残るタイブレークの1つである[要出典]。 2019年ウィンブルドン決勝最終セットは、12-12まで決着がつかず、同大会で初めて最終セットタイブレークが適用された試合となった。結果はジョコビッチが7-3で勝利。
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