ニューファンドランド島の見所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 14:12 UTC 版)
「ニューファンドランド島」の記事における「ニューファンドランド島の見所」の解説
新世界で最初にヨーロッパ人が到来した地の一つとして、歴史資源は豊かである。人口10万人弱の中心都市セントジョンズは北米の英語圏でも最古の都市のひとつに数えられる。メモリアル大学 (Memorial University of Newfoundland) の大部分はこの町にある。また繁華街にあるジョージ・ストリートは一日のほとんどが歩行者天国で、北米有数のパブ密集地である。 ニューファンドランド島には二つの国立公園がある。グロス・モーン国立公園(Gros Morne National Park)は島の西岸に位置し、1987年にはユネスコ世界遺産のうち自然遺産に登録された。この付近の最高峰で島でも二番目の高さ(806m)を誇るグロス・モーン山から採られたこの国立公園は、島の西を貫くロングレンジ山脈一帯に広がり、その複雑な地質学的特徴と特筆すべき風景の良さが評価されて自然遺産となっている。島の東岸にあるテラ・ノヴァ国立公園(Terra Nova National Park)は、ボナヴィスタ湾 (Bonavista Bay) など入り組んだ海岸一帯が保存され、歴史の舞台をたどることもできる。 ニューファンドランド南岸のアバロン半島では、半島東側の縁を歩くハイキング・トレイルが整備されている。セントジョンズにあるフォート・アムハーストから始まり、カッパヘイデン(Cappahayden)の村まで続く長さ215kmの道のりである。トレッキングやハイキングをする観光客は、曲がりくねった海岸線に沿って、無人の断崖絶壁や小さな漁村が続く風景を楽しめる。 西海岸の人口8,000人の村スティーブンヴィル(Stephenville)は、1940年代前半から1966年までアメリカ陸軍、後にアメリカ空軍基地があった場所であり、かつて鉄道駅があったスティーブンビル・クロッシング (Stephenville Crossing) の町の32km北にある。 人口2万人で西海岸屈指の町であるコーナーブルック(Corner Brook)は入り組んだ湾の奥に位置している。新聞紙の製造・漁業・鉄道・小売をそれぞれ主産業とする4つの町からなるコーナーブルックでは、コーナーブルック・パルプ・アンド・メーパー・ミルという製紙会社が稼動している。また大規模競技場やカナダ東部屈指の映画・テレビスタジオもある。 セントジョージの町の北にありセントジョージ湾に位置するサンディ・ポイント(Sandy Point)は西海岸最古で最大の入植地だった場所である。しかし最後の住民は1973年に去り、無人となっている。 同じく西海岸のバラショワ・ポンド州立公園(Barachois Pond Provincial Park)は大きな湖と模範林のある州立公園で、ロングレンジ山脈の一部である。 マーブル・マウンテン(Marble Mountain)は大きなスキー場で、一説にはロッキー山脈以東で一番スキーに適した場所とも言われる[誰?]。
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