ニュートラル・サイテーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/08 18:25 UTC 版)
「判例引用」の記事における「ニュートラル・サイテーション」の解説
オーストラリアの裁判所や審判所は、現在判例の引用にあたりニュートラル・サイテーション方式を採用している。これは、判例集に依存しない判例表記方法である。現在、ほとんどの裁判所の判断は、ニュートラル・サイテーション方式により表記された上でオーストラリア法情報協会(AustLII)から公表されている。 スタンダードな形式は、以下のようなものである。 裁判年裁判所コード通し番号[2005] HCA 1 上記のマボ判決をこの方式で表すと、Mabo v Queensland (No 2) [1992] HCA 23 となる。 ほとんどの裁判所には、それぞれの裁判所コードが存在している。以下に代表的なものを挙げる。 裁判所コード裁判所HCA High Court of Australia(オーストラリア高等裁判所) FCA Federal Court of Australia(オーストラリア連邦裁判所) FCAFC Federal Court of Australia - Full Court (オーストラリア連邦裁判所合議体法廷(上訴部)) FamCA Family Court of Australia(オーストラリア家庭裁判所 ) FMCA Federal Magistrates' Court of Australia(連邦治安判事裁判所) FMCAfam Federal Magistrates' Court of Australia(連邦治安判事裁判所)家族法判例 AAT Administrative Appeals Tribunal(行政控訴裁判所) NSWSC Supreme Court of New South Wales(ニューサウスウェールズ州最高裁判所) NSWCA New South Wales Court of Appeal(ニューサウスウェールズ州控訴院) NSWCCA New South Wales Court of Criminal Appeal(ニューサウスウェールズ州刑事控訴院)
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「判例引用」の記事における「ニュートラル・サイテーション」の解説
1999年、カナダ法務協議会は、判例の標準的引用方法として、判例集に依存しない判例表記方法であるニュートラル・サイテーション方式を採用した。 スタンダードな形式は、以下のようなものである。 裁判年裁判所コード通し番号2000 SCC 1 ほとんどの裁判所には、それぞれの裁判所コードが存在している。以下に代表的なものを挙げる。 裁判所コード裁判所年SCC Supreme Court of Canada(カナダ最高裁判所) 2000 FCT Federal Court of Canada - Trial Division(カナダ連邦裁判所事実審理部) 2001 FCA Federal Court of Canada - Appeal Division(カナダ連邦裁判所控訴部) 2001 TCC Tax Court of Canada(カナダ税務裁判所) 2003 CMAC Court Martial Appeal Court of Canada(カナダ軍法会議控訴裁判所) Comp Trib Competition Tribunal of Canada(カナダ競争審判所) BCCA British Columbia Court of Appeal(ブリティッシュコロンビア州控訴裁判所) BCSC Supreme Court of British Columbia(ブリティッシュコロンビア州最高裁判所) BCPC Provincial Court of British Columbia(ブリティッシュコロンビア州裁判所) BCHRT British Columbia Human Rights Tribunal(ブリティッシュコロンビア州人権審判所) BCSECCOM British Columbia Securities Commission(ブリティッシュコロンビア州証券委員会) ONCA Ontario Court of Appeal(オンタリオ州控訴裁判所) ONSC Ontario Superior Court of Justice(オンタリオ州最高裁判所) QCCA Quebec Court of Appeal(ケベック州控訴裁判所)
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「判例引用」の記事における「ニュートラル・サイテーション」の解説
ニュージーランドの裁判所や審判所は、判例引用方法として、判例集に依存しない判例名表記方法であるニュートラル・サイテーション方式を採用している。ニュージーランド控訴院(英語版)とニュージーランド最高裁判所の判例は、AustLIIを通してニュートラル・サイテーション方式による表記で公表されている 。しかし、AustLII以外の場では、最高裁判所のみが、その裁判の表記にあたりニュートラル・サイテーション方式を使用している。 スタンダードな方式は、以下のようなものである。 裁判日裁判所コード通し番号[2005] NZSC 1 ほとんどの裁判所には、それぞれの裁判所コードが存在している。以下に代表的なものを挙げる。 裁判所コード裁判所NZSC Supreme Court of New Zealand(ニュージーランド最高裁判所) NZCA New Zealand Court of Appeal(ニュージーランド控訴院)
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「判例引用」の記事における「ニュートラル・サイテーション」の解説
2001年以降、貴族院、枢密院、控訴院及び行政裁判所の裁判は、ニュートラル・サイテーション方式で表示されている。2002年には高等法院の他の部門でも、この方式がとられることになった。ニュートラル・サイテーション方式で表示された裁判は、イギリス・アイルランド法情報研究所のウェブサイトから閲覧することができる。ニュートラル・サイテーション方式は、判例集に依存せず、当事者、裁判のなされた年、裁判所、事件に付された番号から、判例を特定する方法である。例として、イギリスの裁判は以下のように表される。 Rottman v MPC [2002] UKHL 20 これは、イギリスの貴族院で2002年になされた20番目の裁判であることを示している。UKHLは貴族院(UK House of Lords)の意味である。なお、EWHC、EWCAという場合、これらはそれぞれイングランド及びウェールズの高等法院及び控訴院を意味している。一般的に、これらの裁判所の略称の後ろには、裁判をした特定の部門の略称(Admin、Ch、Crim、Pat等)が続けて記載される。
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