ドリームニンフ【ドリームニンフ】(観賞樹)
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登録番号 | 第4768号 |
登録年月日 | 1995年 9月 14日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | ドリームニンフ よみ:ドリームニンフ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 9月 18日 | |
品種登録者の名称 | 王子製紙株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区銀座四丁目7番5号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柴田勝 川崎政治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ケラマツツジ系の無名品種にアザレア系の無名品種の混合花粉をを交配して,選抜育成されたものであり,樹姿枝張りは広株立状,花形は開いた漏斗形で,花色は主色が鮮ピンク,副色が淡ピンクの二色型で,花のタイプはシングルの造園緑化向けの品種である。 樹姿枝張りは広株立状,樹高は低木性,2年枝の太さは細,色は赤褐,主枝及び小枝の粗密は中である。春葉の全体の形は楕円形,葉脚は鋭脚,葉身長は短,最大幅は狭,葉柄長は短である。新葉の表面の色は淡緑,春葉の表面の色は暗緑,斑入りは無,表面の光沢は弱,葉の着生方向は斜め上向きである。新葉及び春葉表面の毛じの色は褐である。花芽の位置は頂芽,花の向き:姿勢は直立,つぼみの形は楕円,花形は開いた漏斗形,花のタイプはシングル,花冠の切れ込みは深い,花冠上半及び下半の形は卵形,花冠裂片の先端の形は広く円い,重なり合いは中,縁の波形状は弱,花の大きさ直径はやや大,切開いた最大幅はやや広,縦幅は中である。花色の発現は二色型,絞り模様は無又は極微,底白の現れ方及び白覆輪は無,濃淡模様は有,内側及び外側の主色は鮮ピンク(JHS カラーチャート0104),内側の複色は淡ピンク(同0102),花喉部のブロッチは認識できる,ブロッチの形は小点の集合,範囲は中,色は淡緑黄(同2903)である。雄ずいの型は花弁化しない,毛じは有,本数は 6~10本,花冠との比較は同長及び出る,花糸色は紫赤,葯の色は褐である。花柱の色は淡紫赤,柱頭の色は淡赤,がくの有無は有である。葉の持続性は常緑,開花期の早晩はやや早,四季咲性は無である。 「御代の栄」と比較して,春葉の葉脚が鋭脚であること,新葉表面の毛じの色が褐であること,ブロッチの範囲が広いこと等で,「ミヤマキリシマ」と比較して,花の直径が大きいこと,花色の発現が二色型であること,花喉部のブロッチが認識できること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和29年に京都大学の実験ほ場(京都府京都市)において,ケラマツツジ系の無名品種にアザレア系の無名品種の混合花粉を交配して得た交雑実生から,昭和40~平成2年にかけて増殖,選抜及び特性調査を継続し,2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「初恋」であった。 |
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