ドイツの指揮戦車とは? わかりやすく解説

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ドイツの指揮戦車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 04:00 UTC 版)

指揮戦車」の記事における「ドイツの指揮戦車」の解説

多くドイツ車両は送受信機1組加え受信機をもう1台搭載し受信機2台+送信機1台で運用していた。 Fu.5はドイツ開戦から終戦まで使用され標準的な車載無線機セットで、装甲部隊所属戦車自走砲装甲指揮車などに幅広く搭載された。 Fu.16はFu.5の周波違いモデルで、外観はFu.5と同じであったSd.Kfz.250/4、III/IV号突撃砲、ヘッツアー、ブルムベアなど、砲兵科所属装甲車両搭載された。 Fu.5は、受信機「Ukw.E.e」と送信機「10W.S.c」がセットになった無線システムであった。Fu.16は、受信機「Ukw.E.h」と送信機「10W.S.h」がセットになったものであった。 Fu.5から受信機「Ukw.E.e」のみを抽出したものをFu.2、Fu.16から受信機「Ukw.E.h」のみを抽出したものをFu.15と呼称した。 I号戦車はFu.5のみを、II号戦車はFuSprech dを搭載していた。しかし、以降III号戦車ティーガー突撃砲は、全てFu.2+Fu.5(車両によってはFu.15+Fu.16)を搭載していた。 多くドイツ戦車はこの無線機操縦手無線手の間の変速機の上配置していた。Fu.2/Fu.15 受信機は、戦車ではFu.5/Fu.16 送受信機積み重ねて配置され突撃砲では右側スポンソン後方配置された。 I号指揮戦車 I号戦車砲塔撤去戦闘室を拡大武装はボール・マウント式銃架設置されたMG13k機銃一門とした指揮戦車A型B型形状異なり、後にフレーム型アンテナ増設した物もある。 38(t)指揮戦車 38(t)戦車に、無線機車体後部のフレームアンテナを追加車体前方機銃撤去され孔が塞がれている。 III指揮戦車 主砲木製ダミー旋回するように見え砲塔も実は前方移設してある固定式で、武装砲塔防盾の銃架機銃一挺(車体前方機銃銃架残して撤去)だけの中型指揮戦車車体後部にフレームアンテナが取り付けられD1、E、Hの各型作られた。しかし主砲装備した型が求められ、5cm/L42砲を搭載したJ型搭載弾薬減らして無線機増設した物や、5cm/L60砲を装備したIV号戦車砲塔換装されたK型作られた。なおこれらの名称に正しくは「III号」とは付かず全て指揮戦車○型」と呼ばれるIV指揮戦車 長砲身型のIV号戦車搭載砲弾減らし代わりに無線増強したもの。一部除き大半修理再生品からの改造よる。 パンター指揮戦車 パンター戦車搭載砲弾減らし主砲同軸機銃撤去し代わりに無線増強したもの。最初から指揮戦車として作られたものと、改造キット用いて前線指揮戦車仕様となったものがある。

※この「ドイツの指揮戦車」の解説は、「指揮戦車」の解説の一部です。
「ドイツの指揮戦車」を含む「指揮戦車」の記事については、「指揮戦車」の概要を参照ください。

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