トーキー時代の幕開け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 07:23 UTC 版)
「グジャラート語映画」の記事における「トーキー時代の幕開け」の解説
1931年2月4日、インド初のフルレングス・トーキー映画『Alam Ara』が公開される直前にグジャラート語の短編トーキー映画『Chav Chavno Murabbo』が公開された。同作には「Mane Mankad Karde」が挿入されており、インド映画で最初の音曲とされている。監督はマネクラル、台詞と歌詞はナトワール・シャームが担当している。タイトルは英訳すると「Chew Chew's Marmalade」となるが、ストーリーとは無関係とされている。その後、グジャラート語短編トーキー映画2本がヒンディー語トーキー映画と共に公開されている。インペリアル・フィルム・カンパニー製作の『Krishna–Sudama』は『Nek Abala』と共に、『Mumbai ni Shethani』は『Shirin Farhad』と共に1932年1月9日に公開された。この映画はカルカッタのスタジオで製作され、チャンプシーが脚本、モハン、シャリファ、スラージラームが出演しており、グジャラート語の歌「Fashion ni Fishiari, Juo, Mumbai ni Shethani」が挿入されている。 1932年4月9日、グジャラート語映画初のフルレングス・トーキー映画『Narsinh Mehta』が公開され、これを以てグジャラート語映画産業の始まりとされている。同作はナヌバーイ・ヴィキール(英語版)が監督、サーガル・ムービートーンが脚本を務め、モハンラーラ、マルティラーオ、マスタル・マンハール、メータブ(英語版)が出演している。同作はグジャラートで「聖人」とされる詩人ナルシン・メータ(英語版)の生涯を描いている。同年にサヴィトリとサティヤヴァン(英語版)を描いた『Sati Savitri』が公開され、1935年にはホーミー・マスタルが監督したコメディ映画『Ghar Jamai』が公開された。 『Gunsundari』は1927年から1948年にかけて3回製作された。1927年に成功を収めた同作はチャンドゥラール・シャー(英語版)によって1934年にリメイクされ、1948年にラティラル・プナタルによって再度リメイクされた。同作は道徳的立場のために夫に嫌われている貧しいインド人女性を描いており、彼女は最終的に街に飛び出して自分と同じような除け者扱いされている人々と出会う。映画はそこで終了するが、3作品はそれぞれ製作された時代を反映して複数の改変がされている。 1932年から1940年にかけて12本のグジャラート語映画が製作されたが、1933年と1937年(または1938年)は製作されなかった。1941年から1946年の間は、製作に必要な資材が第二次世界大戦の影響で配給制になっていたため製作されなかった。
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