デラ=グラント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:12 UTC 版)
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の記事における「デラ=グラント」の解説
数十万年前の地球に存在した、高い科学力を有する民族(地球先住民族)の住む大陸の名称。「神の涙」と呼ばれる巨大な隕石の衝突を予測した先住民が、大陸を丸ごと次元移動装置に造り替え別の次元に移動させた際、移住を指揮した科学者「グランティア」にちなんで、大陸を「デラ=グラント」と呼んだ。 普段「デラ=グラント」は地球の存在する次元を周回しているが、400年周期で地球に接近し、衝突の危険があるため、「グランティア」が自身の意識で大陸を制御するシステムを作り上げ、精神を肉体から解き放ち女神「デラ=グランティア」となる。「デラ=グランティア」が大陸を制御するには意識を第三者の肉体に投影する必要があり、「グランティア」の指令を収めた統合コンピュータ「グランドマザー」は、400年ごとに投影の対象となる女を選び、選ばれた者はある儀式を行うことで女神と一体になるため、「巫女」と呼ばれる。 「グランドマザー」は西暦2000年の接近は規模があまりにも大きいため、回避の際に生じる余剰エネルギーの逆流により「デラ=グラント」が実体化し8000年前の境町に落ちると予測した。「事象の狭間」により、たくやとセーレスの娘であるユーノが「デラ=グラント」の新たな巫女になることを知っていた広大は、「デラ=グラント」と地球の衝突を回避させるため、彼らを結婚させるべく息子の下へリフレクター・デバイスを送り込んだ。 原住民たちは、異次元の苛酷な環境に適応するため肉体を改造し、幼年期の減少と数百年の寿命を手に入れ、半永久的に重核融合を行う太陽・メルギオや、酸素の供給を行う植物を作り上げ大陸の環境を改善している。 「デラ=グラント」の民の一部は、400年ごとに接点である境町へ渡り日本の歴史に大きな影響を与え、ケイティアも400年前、自らの身体に女神を取り込み「デラ=グラント」と地球の衝突を回避すると、境町に移住。広大は日本史の転換点となるこれらの事件が400年おきに起こったことに着目し、「400年周期の仮説」を唱え「高ノ天原」(たかのあまはら)と結びつけた。 デラ=グラントの設定は柴田昌弘の漫画作品『ラブ♥シンクロイド』から着想を得ている。
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