デモの経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:21 UTC 版)
「2019年6月9日香港逃亡犯条例改正案反対デモ」の記事における「デモの経過」の解説
デモ参加者が銅鑼湾の怡和街を通る様子 湾仔のビルに掲げられた懸垂幕 デモ参加者が湾仔の怡和街を通る様子 金鐘道(中国語版)では夕方に一時雨が降り、デモ参加者が2014年香港反政府デモのときのように傘をさした デモ行進はヴィクトリアパークの芝生を起点とし、高士威道、禮頓道(中国語版)、伊榮街(Irving Street)、邊寧頓街(Pennington Street)、軒尼詩道、金鐘道(中国語版)、樂禮街(中国語版)、夏慤道(中国語版)、添美道(中国語版)を経由して、添美道にある立法会総合ビル(中国語版)を終点としていた。 行進が始まる時間は15時の予定だったが、ヴィクトリアパークの芝生がデモ参加者であふれ、倒れる年寄りが続出したため、民陣は警察の求めに応じて、行進を40分前倒しして14時20分に開始した。デモ隊の先頭には「反送中」と書かれた巨大な懸垂幕が民主党初代主席の李柱銘、元立法会議員呉靄儀(中国語版)、蘋果日報を創刊した黎智英、歌手の何韻詩と黄耀明により掲示され、「反送中、撤惡法、林鄭下台」のスローガンを叫びながら行進し、両側に立つ市民は拍手してデモ隊を歓迎した。一方の起点ヴィクトリアパークでは警察がサッカー場の開放を拒否したため、デモ参加者が園内で道を塞がれ緩慢にしか進めなくなり、結局デモ参加者が「開路」(道を開け)と騒ぎ立てたのち警察が折れてサッカー場を開放した。 行進ルートの両側にあり、ルート自体から外れる道路である糖街(中国語版)、記利佐治街(中国語版)、渣甸街(中国語版)、利園山道(中国語版)、波斯富街(中国語版)でもデモ参加者であふれ、それぞれが赤色の背景に黒文字で「反送中」と書かれたプラカードを持って「林鄭月娥下台」(林鄭月娥は辞任せよ)のスローガンを繰り返した。人数の多さにもかかわらず警察が全ての車線の開放を頑なに拒否したが、やがて17時頃に開放したのちは軒尼詩道の車線全てがデモ参加者であふれた。ほかにも保安局長の李家超(中国語版)や律政司司長の鄭若驊(中国語版)の辞任を求めるスローガンもあった。デモ行進はその後、22時頃まで続いた。 デモ行進の終点近くの夏慤道(中国語版)では1車線しか開放されておらず、デモ参加者の一部がそれを理由に金鐘で止まって前進を拒否した。19時すぎになってデモ参加者数人が夏慤道の占拠を試みたが失敗、警察1名がトウガラシスプレーを使用するという事件がおきた。 19時に民陣が立法会道(Legislative Council Road)で集会を開催している様子 20時になっても続いているデモ行進とデモ隊を囲むように配置された警察車両 21時に警察により配備された特殊戦術小隊 22時半に夏慤道(中国語版)でスローガンを展示するデモ参加者
※この「デモの経過」の解説は、「2019年6月9日香港逃亡犯条例改正案反対デモ」の解説の一部です。
「デモの経過」を含む「2019年6月9日香港逃亡犯条例改正案反対デモ」の記事については、「2019年6月9日香港逃亡犯条例改正案反対デモ」の概要を参照ください。
- デモの経過のページへのリンク