デモの拡大と自首
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 02:37 UTC 版)
詳細は「2014年香港反政府デモ」を参照 9月28日に実行された中環占拠は、元々は金融街である中環のみを対象としたデモの予定だったが、先走りした学生団体と警官隊との衝突により香港全域に拡大していった。また、デモの開始と同時に黄之鋒・周永康ら学生団体が主導権を握るようになったため、戴の影響力は著しく低下した。 10月29日、戴は香港大学の教職に復帰すると発表した。ただし、デモへの参加は引き続き行うとした。11月1日には周や民主党らデモ参加団体の代表者と今後の対応を協議する。 12月2日、戴は陳・朱と共に会見し、長期化により混乱する事態を打開するため自首することを表明。学生団体にデモ隊の撤収を呼びかけるが、学生団体はこれを拒否した。当初は12月5日に自首する予定だったが、11月30日にデモ隊が政府庁舎前で再び警官隊と衝突したため、予定を繰り上げ12月3日に自首した。自首後、戴らは自首登録用紙を記入し1時間後には釈放され、在宅のまま取り調べが行われることになった。 2015年1月9日、戴らは違法集会を組織した容疑で出頭するように香港警察から要請を受け、24日に自首したが、3時間後には釈放された。 2019年4月、裁判所は2014年の大規模デモにおける公的不法妨害などの罪で有罪とし、禁錮1年4月の量刑を言い渡した。 香港国家安全維持法が施行された2020年7月、戴は、香港大学の評議員会により解雇された。
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