ディルド型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 22:05 UTC 版)
「バイブレータ (性具)」の記事における「ディルド型」の解説
勃起時の陰茎大の本体付け根に操作部があるタイプで、主に膣や肛門に挿入するために使用する。肛門用のものは比較的細身で動きも緩やかであるとされる。薬事法の規制逃れのために顔を彫りこけしに似せたことから過去には「電動こけし」と呼ばれた。 モーターと錘(またはカム)により震えるようにできており、中には全体が屈伸したり表面の凹凸が変化したりするなどの複雑な機構を備えた物もある。またそれら機能の配置や組み合わせを工夫したものや、膣に挿入しつつ同時に陰核あるいは肛門を刺激するための構造が一体的に取り付けられているものがあるなど、より過激な興奮を得られるように改良が続けられている。このような製品を利用した場合、より強い刺激を求めて次第に太いものを求めるとする俗説やポルノのストーリーもあるが、特に医学的根拠がなく、実際には遥かに巨大な新生児を出産した経産婦でも、通常の性交で十分に性感が得られるのは周知のとおりである。 女性の膣の深さは、日本女性で平均14 - 15cmとされている。女性の性器は非処女であっても、大きなものの挿入に対して実質的な痛みや恐怖を伴うために、必ずしも大きなものを求める女性ばかりとは限らない。 むしろ陰茎より小さめのものを好む女性もいるという。出産経験者が膣がゆるくなるといった話から、女性の膣は伸びやすいと思われがちだが、括約筋は拡張し続けなければ収縮して元にもどる。また、クリトリスやGスポットを刺激して得られる性感と子宮口を圧迫して得られる性感は著名だが、膣口を拡張して得られる性感は個人差が大きい。性感の調査の上では単純に巨大なものを挿入した際に、圧迫感が強すぎて挿入感が鈍るという報告も見られる。そのため必ずしも性具を用いた場合に大きなサイズを好むわけではない。実際12cm程度の小さなディルドーもロングセラー商品として販売され続けている。
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