ディズニー・ルネサンスおよび映画作品
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「アラン・メンケン」の記事における「ディズニー・ルネサンスおよび映画作品」の解説
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の成功により、メンケンとアシュマンはウォルト・ディズニー・スタジオ制作の映画『リトル・マーメイド』(1989年)の音楽を手がけることとなった。アンデルセンの童話のミュージカル・アニメ映画化であり、ディズニー映画『白雪姫』(1937年)や『シンデレラ』(1950年)と同等に扱われることが予想されたため、2人にとって大きな挑戦であった。『リトル・マーメイド』は批評的にも商業的にも成功し、新しいディズニー時代の幕開けとしてメンケンは「ディズニー・ルネサンス」の立役者のひとりとなった。本作の楽曲、主題歌『アンダー・ザ・シー』はアカデミー歌曲賞に選出され、メンケンとアシュマンにとって初のアカデミー賞受賞となった。またメンケンはアカデミー作曲賞も受賞した。 メンケンとアシュマンは映画『美女と野獣』(1991年)でアカデミー歌曲賞に3曲がノミネートされ、タイトル曲『ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣』で受賞した。メンケンはアカデミー作曲賞も受賞した。1991年にアシュマンが亡くなった当時、2人は映画『アラジン』(1992年)の作曲中であった。ティム・ライスがアシュマンの後継となり、音楽を完成させた。1992年、楽曲『ホール・ニュー・ワールド』でアカデミー歌曲賞を受賞した。1992年公開の実写映画『ニュージーズ』で作詞家ジャック・フェルドマンと共に作曲し、アカデミー作品賞を受賞した。作詞家スティーブン・シュワルツと共にミュージカル・アニメ映画『ポカホンタス』(1995年)を作曲し、アカデミー歌曲賞およびアカデミー作曲賞を受賞した。1996年、2人はミュージカル・アニメ映画『ノートルダムの鐘』で作曲を行なった。1997年、ジペルと再度組んでミュージカル・アニメ映画『ヘラクレス』の作曲を行なった。 1993年のマイケル・J・フォックス主演の映画『ライフ with マイキー(英語版)』、2004年のホリデー映画『NOEL ノエル』、2012年の映画『白雪姫と鏡の女王』の音楽の作曲を行なった。ディズニーではほかに『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』(2004年)、『ボクはむく犬』(1959年)のティム・アレンによるリメイク映画『シャギー・ドッグ』(2006年)、『魔法にかけられて』(2007年)、『塔の上のラプンツェル』(2010年)の音楽を作曲した。2017年3月、ディズニーは実写映画『美女と野獣』を制作し、1991年版の音楽に加え、メンケンとライスが新曲を作曲した。2017年、パセク&ポールと共に実写映画『アラジン』の作曲を、リン=マニュエル・ミランダと共に実写映画『リトル・マーメイド』の作曲を開始した。また、シュワルツと共に『魔法にかけられて』の続編『Disenchanted』の作曲を行なうこととなった。 アカデミー作曲賞4回、アカデミー歌曲賞4回の計4回アカデミー賞を受賞しており、アルフレッド・ニューマンの9回に続く2番目に最多受賞の作曲者となっている。全体で見てもウォルト・ディズニーの22回、ニューマンに続き、衣裳デザインのイーディス・ヘッドと共に3番目である。存命人物としては最多受賞となっている。2001年、ディズニー・レジェンドを受賞した。
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