ダブルオール級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 10:14 UTC 版)
ダブルオール級 (Double Oar-class)は、全長117.8mの中型艦。ミッドシップ級に次いで普及しているLSである。 船体は箱型で、車両運搬型渡し船のように上部構造物は橋状で右側に艦橋、左に砲塔を配しており、艦尾から艦橋下までがWM搭載用の露天甲板になっている。作業用クレーンを持つなど、母艦的な機能を優先した特徴を持つ。船体格納庫は密閉構造になっており、WMを商品として扱う交易商人が使用することが多い。WM発進ハッチは艦首と両舷の3ヵ所。127mm連装砲塔や各種機関砲をバランス良く装備しており、対艦/対WMどちらにも対応可能な武装を持つ。 デザインは、富野監督のラフ(未公開)を元に出渕裕が行った。 パープルキャット 交易商人ミス・ギャブレット・ギャブレイがビッグマンから貸与されていた艦。パープルピンクの塗装と目と唇のマーキングがされているが、それ以外には特に特徴は無い。作戦成功の成功報酬として贈与されるはずだったが、作戦は失敗し、ギャブレットは死亡、パープルキャットも撃沈されてしまった。 ビッグマン艦隊所属艦 デラバス・ギャランが従えていた2隻で、色はブラウン。第10話で登場、第13話までアイアン・ギアーと戦い、ラグのザブングルの攻撃でブリッジをやられたが、明確に撃沈されたという描写はない。 グレタ 黄色いカラーのカラス専用艦(後のアイアン・ギアー級2番艦のグレタ・ガリーも同色)で、カラスの愛妻グレタの名前を持つ。カラスは根っからの交易商人であり、戦闘は苦手で妻のグレタと弟のガリーに依存していた。ガリーの死亡により、カラスは仇討ちを決行するが、効果的な指揮が出来ずに返り討ちにあう。逃走の際、敵の目を逸らすために本艦は自爆させられた。特徴として甲板上に(故障した?)ダッガーを固定武装代わりに搭載し、艦首ハッチ内へダッガー用のロケットバルカン2基を仮設して火力を強化していた。 ガウツ艦 エルチとの折り合いが悪かったガウツ・ガムに与えられた。カラーリングは赤褐色。鍾乳洞の陥落に巻き込まれてガウツともども行方不明となった。機関故障を言い訳としてエルチの指示を無視してサボタージュを繰り返しており、一度も交戦しなかった。 [目次へ移動]
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