ダブルオプトイン方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 07:39 UTC 版)
オプトイン申請時に、2段階の登録確認を行う方式。 新規購読者が、メーリングリストの購読を申請した際、シングルオプトイン方式とは異なり、確認メールが申請者のアドレスに送信され、実際に申請者の正しいメールアドレスであることが確認される。一般に、特別なウェブリンクをクリックしたり、返信メールに返信したりするなど、申請者の電子メールアドレスがその申請者が所有する正しいアドレスであることを確認するためには、所定の手順を踏む必要がある。ダブルオプトイン方式で示されている手順を実行すると、第三者が誤って、または悪意から他の誰かのアドレスを申請できないようにすることが可能である。もし申請が誤っている場合は、電子メール所有者が何もアクションを行わなければ、この送信者からの追加のメッセージは送信されなくなるためである。この方式をダブルオプトイン方式と呼ぶ。この方式の別名は、Confirmed Opt-In、Closed-Loop Opt-Inなど。 ダブルオプトインという用語はは、1990年代後半にマーケターによって造られたもので、シングルオプトインとは区別される。ダブルオプトインでは、メーリングリストの新規購読者は、何もアクションしない場合、メールの受信を開始するかどうかを確認するメールを受け取る。一部のマーケター[誰?] はダブルオプトインは、許可を2回求めるのは、すでに連絡を希望している申請者との不必要なやり取りを追加で行うことになると主張する。一方、ダブルオプトインでは、誰かが他人の電子メールアドレスでサインアップする可能性は大幅に減少する。 2003年にアメリカ合衆国で制定されたCAN-SPAM法は、オプトイン方式は必須でなく、簡単なオプトアウトの仕組みのみが必須である。ただし、日本やヨーロッパの多くの国やその他の地域では、法律によりオプトインが義務付けられている。購読者から異議申し立てがあった場合、法律的な観点で、その購読者が本当にオプトインをしたのかを証明できるのはダブルオプトイン方式のみである。
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