タイヤルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 22:54 UTC 版)
「2018年のF1世界選手権」の記事における「タイヤルール」の解説
ピレリはタイヤコンパウンドについて、従来の7種類(ハード・ミディアム・ソフト・スーパーソフト・ウルトラソフト・インターミディエイト・ウェット)に加え、ウルトラソフトより柔らかいタイヤを導入することを発表。名称についてはファン投票により「メガソフト」「エクストリームソフト」「ハイパーソフト」から選ばれることになり、結果「ハイパーソフト」に決定。同時にもう一つのコンパウンドの追加も発表され、2018年は新たにハードよりも固い「スーパーハード」、ウルトラソフトより柔らかい「ハイパーソフト」の2種類が追加されることとなる。これに伴いドライタイヤのカラーリングが変更、ハイパーソフトは新たにピンク、スーパーハードがオレンジ、ハードがアイスブルーに変更される(ミディアムからウルトラソフトは従来のカラーリングのまま変更なし)。 なお、前年よりタイヤのコンパウンドは1段階ずつ柔らかくなっており(例えばスーパーソフトは前年のウルトラソフト相当)、実質的には柔らかい方のコンパウンドが2種類増えている。 前年にハードは1戦(スペインGP)しか使われなかったため、スーパーハードの必要性についてはチーム側から懐疑的な意見も出ていたが、これに対しピレリは「基本的にスーパーハードを使用することはないだろう」と断りつつ「タイヤへの負荷が大きくなった場合に備えての保険」であるとコメントした。 2016年から1イベントにおける使用コンパウンドは3種類が指定されるルールとなり、導入後からそのコンパウンドは連続する3種類が指定されていたが、第3戦中国GPで初めて「ミディアム・ソフト・ウルトラソフト」と段階(ソフトとウルトラソフトの中間にあたるスーパーソフト)を飛ばして指定された。
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タイヤルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:35 UTC 版)
「2016年のF1世界選手権」の記事における「タイヤルール」の解説
タイヤコンパウンドは従来の6種類(スーパーソフト・ソフト・ミディアム・ハード・インターミディエイト・ウエット)に加え、新たにより柔らかいドライタイヤ「ウルトラソフト」が追加される。サイドカラーは紫色で、市街地レースに使用すると発表されている。 1イベントにつきタイヤメーカーが供給するドライタイヤのコンパウンドが2種類から3種類に増加。また各イベントにおいて1ドライバーが使用できるタイヤ総数は13セットのままだが、内訳が以下のように規定される。2セットは決勝レース用でタイヤメーカー側がコンパウンドを2種類指定(そのうち1セット(1種類)は必ず決勝レース中に使用しなければならない)。 1セットは予選Q3用の「softest」タイヤ。これは事前に指定された3種類の中で最も柔らかいコンパウンドが該当する。Q3進出者は予選終了後にこのタイヤを返却しなければならず、Q2以下で敗退したドライバーはこれを決勝に持ち越すことが出来る点は前年までと変わらない。 残る10セットは3種類からドライバーが自由な配分で選択する。バランス良く3:3:4の比率でも0:0:10のような極端な配分でも良い。なお各ドライバーがどのタイヤを選択したかはレース2週間前まで機密扱いとなる。 これらの選択はヨーロッパラウンドは8週間前・その他フライアウェイ戦は14週間前までに決定しなければならない。 以下のスケジュールに沿って、タイヤセットを返却しなければならない。返却するコンパウンド及びセットは新品中古を問わず自由に選択して良いが、前述した決勝用2セットと予選Q3用1セットはフリー走行中は返却できない。フリー走行1…開始40分後に1セット、終了後に1セット フリー走行2…終了後に2セット フリー走行3…終了後に1セット 予選…終了後に予選用タイヤ1セット(予選Q3進出者のみ) レインタイヤは1ドライバーにつき、インターミディエイト4セット・ウエット3セットが割り当てられる。フリー走行1またはフリー走行2がウエットコンディションだった場合、各ドライバーに1セットずつインターミディエイトタイヤが追加される。ただし、フリー走行3の開始までに使用済みのインターミディエイトタイヤ1セットを返却しなければならない。 コンパウンドが3種類に増えたため「オプション」「プライム」の区分は廃止。 「レース中2種類の異なるコンパウンドを使用」ルールは継続。3種類のうち2種類は必ず決勝で履かなければならない。
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