ソラブジ
インドのパールシー教徒の父親とスペイン系シチリア人の母親の間に生まれた。生涯の大半をイギリスで過ごしている。ソラブジは、対位法と和声の基礎的な音楽教育を受けた程度で、ほぼ独学であった。ソラブジは、自身の作品を広めようとすることには無頓着といってよいほど関心がなく、演奏を禁止さえしていた。出版されずに手稿譜のままに留まる作品もあり、著名な音楽家の称賛を受けながらも、広く世に出るということは稀であった。長年、私的な録音を通してしかソラブジの作品は知ることができなかったが、晩年、マイケル・ハーバーマンとヨンティー・ソロモンにのみ作品の演奏を許可した。また、イリノイ大学が演奏の困難なソラブジの作品をコンピュータで演奏・録音するプロジェクトに取り組んだ。
作品は、西洋と東洋の双方から影響を受けた。印象主義の影響を受けたところから出発し、独自の様式を編み出して、1プログラム1作品となるような規模の大きい作品も手がけた。
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