ソネットIIIとは? わかりやすく解説

ソネットIII(1970年-1974年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:56 UTC 版)

サーブ・ソネット」の記事における「ソネットIII(1970年-1974年)」の解説

ソネット・V4アメリカ市場ではあまり好評ではなく、その原因デザインアグレッシブさに欠けているためだと判断したサーブは、イタリア人デザイナーのセルジオ・コッジオーラ(英語版)にソネットデザインの手直し依頼した。コッジオーラのデザイン車幅大幅に拡張するプランであったので、グンナール・A・シェーグレン英語版)によって既存シャシー合わせた手直しが行われて生産化された。後窓をそのままガラスハッチとされた3ドアクーペとなり、エンジンフード部分は完全に一新されアメリカ市場におけるライバルとなったオペル・1900GTにも似たリトラクタブルヘッドライト与えられた。この結果IIではフロントフェンダーごとぱっくり開いたエンジンルーム小さなボンネットフードからしかアクセスできなくなったまた、フロアシフトよりも素早いシフト可能だとしてサーブ96ラリーカーIIスポーツカーとしては異例にコラムシフト採用していたが、これもアメリカ市場好み合わせてフロアシフトとなったまた、同様の理由からエアコンクーラー)もオプション装備可能となったまた、1973年以降モデルには衝撃吸収バンパー装備された。 V4エンジン当初1,500cc55馬力であったが、1970年秋に登場した1971年モデルからは1,700cc55馬力拡張され厳しくなった排気ガス規制によるパワーダウン補った動力性能は0-100km/h加速13秒台に低下したが、高められギアレシオCD値0.31と優秀な空力性能によって最高速度は165km/hに改善された。 V4エンジン厳しさを増す米国排気ガス規制に対応できなくなったことから、1974年をもって生産終了した。ソネットIIIの生産台数10,236台で、サーブらしからぬほど強く米国市場意識したモデルチェンジ行なったにも関わらずダットサン・240Zなどの敵にはなり得なかった。日本へは輸入されなかった。

※この「ソネットIII(1970年-1974年)」の解説は、「サーブ・ソネット」の解説の一部です。
「ソネットIII(1970年-1974年)」を含む「サーブ・ソネット」の記事については、「サーブ・ソネット」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ソネットIII」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソネットIII」の関連用語

ソネットIIIのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソネットIIIのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのサーブ・ソネット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS