ソネット及びイタリア文学の始まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 10:43 UTC 版)
「イタリア文学」の記事における「ソネット及びイタリア文学の始まり」の解説
ソネットは小さな歌、という意味の14行詩であり、イタリア文学の根底を流れている詩の形式である。13世紀シチリアの神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世周辺の文化人たちが形作ったとされる。またフランス南部を中心に活動していた吟遊詩人(トルバドゥール)たちが、そのころ北イタリアの宮廷に抱えられていた。彼らの語る騎士道や愛は詩の内容として、盛んに受け入れられていく。そしてイタリアはローマ帝国の故地であり、中世に何度もあった古典復興運動によってラテン文学へのアクセスが容易になっていた。これら三つの流れが13世紀後半にトスカーナ地方へもたらされ、花開くことになる。
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