セキュリティエリア
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「空港第2ビル駅」の記事における「セキュリティエリア」の解説
空港建設時の経緯(詳細は成田空港問題を参照)により、2015年(平成27年)3月30日まで、成田国際空港で実施されていた検問に対応するため、改札は入口と出口とに分離されている。改札入口は通常通りであるが、京成線の改札出口の先に「セキュリティエリア」と呼ばれる空港の検問所があり、かつてはここでパスポートなどの身分証明書の提示を求められるとともに、手荷物検査が行われていた。 JR線からは、一旦京成の構内を通ってセキュリティエリアに行くことになるため、JR線の乗車券は、JR東日本の改札出口では回収されず、京成の改札出口で回収される。Suicaおよび相互利用可能な乗車カードでJR線を乗車した場合は、JR東日本の自動改札機にタッチした後、京成側の自動改札機にもタッチして、セキュリティエリアに向かっていた。なお、当駅でJRと京成を乗り継ぐ場合は、セキュリティエリアを通らず、乗り換えが可能であった。東成田駅より地下連絡通路を経由して同駅へ行く場合には、セキュリティエリアを通過しない。逆に定期券以外で、同駅から連絡通路を経由して当駅から乗車する場合にも、セキュリティエリアを通ることなくホームに入場できるようになっていった。なお、旅客ターミナルから東成田駅へ徒歩で向かう場合、通常のセキュリティエリアの動線と逆方向に進むことになるが、当駅セキュリティエリアの警備員に「東成田駅に行きたい」ということを伝えれば行くことができた。この場合、身分証明書は不要であった。 成田国際空港側では、検問に代わる機械警備の強化を目的に、2013年(平成25年)3月18日から監視カメラの増設と危険物探知装置を設置し、当駅で実証実験を行っていた。そして、2015年(平成27年)3月30日正午をもって、開港以来実施してきた検問を終了し、ノンストップゲート化を果たした。これにより、JR東日本側の降車客が、京成側を経由して、セキュリティエリアへ出る必要がなくなったため、JR東日本入場改札付近を拡幅して、出口改札も設ける工事を2019年度中に実施することを発表。JRの新しい出口改札は2019年(令和元年)12月10日より供用開始され、JR線の利用客が改札を二度通る必要はなくなった。JR東日本側から京成側に移る改札口が閉鎖となり、セキュリティエリアへ出場するのは京成側の降車客のみとなる。 セキュリティエリア外側にある改札口(2010年7月) セキュリティエリア 右側に東成田駅への連絡通路(2010年7月) セキュリティエリア運用時の検問(2014年2月)
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セキュリティエリア
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「成田国際空港#開港後」も参照 空港建設時の経緯から、改札を出た所に「セキュリティエリア」と呼ばれる空港の検問所があり、ここではパスポート若しくは身分証明書の提示を求められるとともに手荷物検査(実際に荷物を開ける)が行われていた。そのため、当駅の開業時には主要駅に新東京国際空港公団(当時)名で、その旨と空港に用のない人は他の駅を使うよう求める旨が書かれた張り紙が掲示された。なお、成田新高速鉄道(京成成田空港線)の開業前をめどに、セキュリティエリアの廃止を検討していることが報じられていたが、開通後も続けられていた。その後、2010年10月以降は再国際化した東京国際空港(羽田空港)との競争の激化を理由に、再び検問廃止を検討しているとも報じられた。そして2015年3月30日の正午をもって、ついに開港以来実施してきた検問が廃止された。
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