ターミナル建築の構造とは? わかりやすく解説

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ターミナル建築の構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 13:52 UTC 版)

空港ターミナルビル」の記事における「ターミナル建築の構造」の解説

搭乗手続きを行うターミナル対し飛行機への乗降をする搭乗ゲート待ち合わせ座席のある部分コンコース呼ばれるが、空港によっては「ターミナル」と「コンコース」の言葉違いは厳密ではない場合もある。ダラス・フォートワース国際空港のように、複数ターミナルビル個々が、ターミナル機能コンコース機能同時に担っている例もある。 小さな空港ではターミナルビル一つで、ターミナルコンコース全ての役割一つ建物内こなしているが、大きな空港では、行き先航空会社ごと複数ターミナルビルコンコースがあるところも多い。また大きな空港でも、ターミナルビル一つしかない代わりに通路スカイブリッジ地下トンネルなどがターミナル多数コンコース繋いでいる構造になっているところもある。 ターミナルビルのうち、タクシーバスなどの陸上交通からの乗降口がある側(国際空港でいえば出入国審査より内側)をランドサイド、飛行機への乗降口がある側(出入国審査外側)をエアサイドと呼ぶ。 ターミナルビルは、多く旅客手荷物をさばくために、実用本位簡素な設計建てられる場合がよくみられるが、一方でターミナルビル国家都市代表する顔であり、非日常的な旅への出発地でもあるため、著名な建築家起用されて、高い天井壮大な空間備えた立派な建物となることもある。バグダード国際空港旧名:サッダーム国際空港)のように、独裁者偉大さを示す記念碑となることもあれば、シャルル・ド・ゴール国際空港ポール・アンドリュー設計によるターミナル1ジョン・F・ケネディ国際空港エーロ・サーリネン設計によるターミナル5TWAフライトセンター)など、当時ハイテクの粋を集め今日では名作とされている現代建築もある。 多く場合空港求められる機能世界中どこでも変わらないため、空港ターミナルビル世界中同じよう建物になりがちである。大都市空港は、建築家個性の差はあるものの、世界中同じような高い天井ガラス張り建築世界中同じようブランド免税店世界中同じよう入国管理セキュリティエリア構造など差異は非常に小さい。これにはエアコン発達などにより、各国気候違い建物の構造影響しなくなったことも大きい。その一方で建てられる国や地域伝統文化反映したターミナル建築も多い。例えアメリカ合衆国ニューメキシコ州にあるアルバカーキ国際空港は、先住民族プエブロ建てたアドビ日干しレンガ)を使った集合住宅様式ならったもので、同地拠点とし、プエブロ・リバイバルを先導した建築家ジョン・ガウ・ミームが設計している。またリゾート地では、特にこうした傾向は強い。 天井高く広大な空間確保する構造のため、吊り天井による施工一般的である。これは欧米では便利であるが、地震国ある日本においては頻繁に地震による天井崩落被害もたらしている。大きな人的被害こそ出ていないものの、2003年釧路空港2011年百里飛行場など地震による崩落は跡を絶たない

※この「ターミナル建築の構造」の解説は、「空港ターミナルビル」の解説の一部です。
「ターミナル建築の構造」を含む「空港ターミナルビル」の記事については、「空港ターミナルビル」の概要を参照ください。

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