ターミナル建設の遅滞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 21:58 UTC 版)
「ソフィア空港」の記事における「ターミナル建設の遅滞」の解説
新ターミナルは当初、1億1220万ユーロの総予算で2004年12月15日に完成を迎えるはずであった。しかし建設工事が始まった直後、オランダ空港コンサルタント社 (NACO B.V.) が実施した地質学調査にストラバグ社が異議を唱え、また計画になかった工事に対して追加資金を要求し始めたために工事が滞ったのである。遅れは10カ月に達した。ブルガリア政府がストラバグ社への支払いに480万ユーロを上乗せして修正することで合意し、工事は再開された。完成予定日は2005年8月31日まで繰り延べとなった。 ストラバグ社は2004年に鋼材の価格が上昇したため、600万ユーロの予算の追加を要求した。ブルガリア政府運輸大臣はオランダ空港コンサルタント社の調査データから、ストラバグ社の要求を拒否した。2005年5月には建設会社が国際的な仲裁機関に訴訟を申し立てるとして政府に圧力をかけている。 2005年8月に入ってストラバグ社が延長後の8月31日という完成予定日を守ることができないこと、更なる遅延は6~8週間内と見積もられたことが明らかにされた。その後同年11月になって同社は更に完成期限の8ヶ月間の延期を求めた。 2006年2月、およそ500平方メートルに及ぶ釣り天井が落下し、建設作業の質について多くの疑問を残すこととなった。けが人などの報告が無かったにも関わらず、地方メディアは建設価格と建設期間についての議論に加えて、旅行者の安全についても論じた。
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