地震による崩落
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:50 UTC 版)
2016年(平成28年)4月16日未明、県下を襲った熊本地震の本震で橋全体が崩落した。 地震発生時に自動車で橋を通行していた阿蘇市在住の大学生が車ごと崩落に巻き込まれ、同年8月に遺体となって発見された。 その後の調査で、地震の前後で橋脚を支える地盤の位置が右岸側は約2 m、左岸側は44 cm、橋を圧縮する形でずれていたことが分かった。このずれにより橋のアーチ部が破壊されるほどの力がかかり、崩落に至ったと考えられている。 崩落当時のまま残されている橋桁については震災遺構としての保存が決まっており、2021年(令和3年)度に2,000万から3,000万円程度の費用をかけてワイヤで固定する工事が行われる予定である。
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