地震による倒壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 07:53 UTC 版)
詳細は「en:226 BC Rhodes earthquake」を参照 58年後の紀元前226年にロドスで地震が発生、巨像は膝から折れて倒壊した。プトレマイオス3世は再建のための資金提供を申し出たが、ロドスの住民は神に似せた彫像を作ったことが、神の怒りに触れたのだろうと考え、再建を拒否した。巨像は800年間にわたってそのまま放置され、その間に残骸を見物するために多くの人が訪れた。大プリニウスの記述に拠れば、巨像の脱落した親指に腕を回せるものはわずかしかおらず、また指だけでもほとんどの彫像より大きかったという。 654年、ムアーウィヤの軍がロドスを征服した。テオファネス(en)の記述に拠れば、この時巨像の残骸はエデッサの商人に売却されたという。商人は彫像を破壊して青銅のスクラップにし、900頭のラクダの背に積んで持ち去った。彼らはイスラム教徒であり、巨像のような偶像崇拝を忌んでいた。
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