スポーツにおける得点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 04:31 UTC 版)
基本的にほとんどのスポーツでは、試合終了時に、得点の最も高いチームあるいは選手がその試合に勝利したことになる。得点の条件は各スポーツによって異なる。以下に主なものを挙げるが、詳細については各スポーツの項目を参照。 野球については得点 (野球)を参照。ソフトボールなど野球から派生した競技も同様である。 クリケットにおいては、第1打者と第2打者が互いに反対側のウィケットに到達するごとに得点になる。 フットボールやバスケットボール、ホッケー、ハンドボール、ラクロスなどにおいては、対戦する2チームそれぞれの陣地にゴールがあり、相手のチームの陣地にあるゴールにボール(またはパック)を入れると得点となる。チームとしての得点の合計によって勝敗を決める。また、個人記録としての「ボールに触れて直接ゴールに入った得点(反則になることなくボールをゴールに入れ、認められたチームとしての得点)の合計」も意味する。バスケットボールの場合、レギュレーション内総得点を試合数で割った、いわゆる平均得点が個人成績となる。 テニスやバレーボール、卓球などでは、主に相手チーム側からのボールを打ち返すことに失敗した場合に、相手側チームの得点となる。一方の合計得点が一定数に達した時点でセット(テニスはゲーム、そして一定ゲーム獲得でセット)獲得となり、先に一定数のセットを獲得した方が勝ちとなる。ただし、1999年までのバレーボールでは、第5セットを除きサイドアウト制と呼ばれるルールでサーブ権を持つ場合に限り得点が認められていた(1988年までは第5セットも)。 カーリングでは、エンド終了時にハウス内のストーンの中で、相手チームの全てのストーンよりも内側にあるストーンの数が得点となる。 アマチュアボクシングやレスリングでは、相手に対して有効な攻撃を与えた場合に得点となる。試合終了時の得点の合計によって勝敗を決めるが、一定点差が付いた場合は試合を打ち切り、得点の多いほうが勝利となる。 プロボクシングやキックボクシング、総合格闘技などでは、ジャッジが各ラウンドごとに10点を上限に対戦者の優劣を得点化し、その合計を判定として示す。 体操競技、飛込競技、アーティスティックスイミング、フィギュアスケート、フリースタイルスキー(スキークロス除く)などでは、その技術を得点化したうえでそれが最も多い者が勝利となる。ただし、2004年までのフィギュアスケートでは、席次数または順位点の少ない者が上位となる規則であった。 上記のほか、片方の得点がもう片方のそれの2倍ある場合を「ダブルスコア」という。
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