スチュードベーカー=パッカードとは? わかりやすく解説

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スチュードベーカー=パッカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 07:20 UTC 版)

スチュードベーカー」の記事における「スチュードベーカー=パッカード」の解説

戦後すぐ、スチュードベーカー工場労働者人件費全米自動車労組加入する必要が無かったと言われるほどの業界一高水準であった。このことが当時スチュードベーカー好況具合を示す。しかしビッグスリー戦後向け新車開発値下げ攻勢によってスチュードベーカー経営次第追い込まれた。またデザインでのローウイの関与無くなった1955年モデル以降フルモデルチェンジ余裕無くなったその結果同じく苦境に立たされていたパッカード1954年合併しスチュードベーカー=パッカード・コーポレーション(Studebaker-Packard Corporation)」に改組した。パッカード社はメルセデス・ベンツ米国総代理店であったため、業績回復しない両社ディーラーメルセデス・ベンツ、および1958年からダイムラー・ベンツ傘下となっていたアウトウニオンDKW併売辛うじて食いつないだ日本パッカード代理店であった 三和自動車ポルシェ代理店転進したのもこの頃であった1958年にパッカードブランドを終了。翌1959年ビッグスリー一年先んじてコンパクトカーラーク」を発表した著名な工業デザイナー、ブルックス・スティーブンス(英語版)がリデザインした1953年スペシャリティカーホーク」との二本立てで、ニッチ市場生き残り賭けた。そして1963年には起死回生目指して再びローウィデザインによるFRPボディの4座スポーツカー・アヴァンティを登場させた。しかし、時既に遅く、翌1964年には米国生産拠点閉じ比較売れ行き好調だったカナダ移転したカナダオンタリオ州ハミルトン工場は1シフト制1日48 - 96台という小規模な施設であった。この移転に伴いアヴァンティホーク生産終了した。のちに、アヴァンティだけはサウスベンド遊休施設利用して1966年からレオ・ニューマンとネート・アルトマンにより「アヴァンティII」として復活した1966年3月16日最後スチュードベーカーラインオフした。ターコイズ1966年ラーク・クルーザーであったお互い家族的親しみあっていた700人の従業員にとっても市内第四番目の大工場を失うことになったハミルトンにとっても同社乗用車生産撤退は悲しい知らせであった以後自動車部品メーカーとなり、様々な会社傘下転々としたが、1979年にマグロウ・エディソン(McGraw-Edison)に買収されスチュードベーカーブランド名消滅したさらなる企業買収により、スチュードベーカー自動車部品部門は、現在では大手自動車部品メーカー・フェデラルモーグル(Federal-Mogul)の一部となっている。 1964年グランツーリスモ・ホーク 1964年アヴァンティ ウィキメディア・コモンズには、スチュードベーカー関連するカテゴリあります典拠管理 J9U: 987007371398305171 LCCN: n50023398 NKC: kn20090713012 VIAF: 131315040 WorldCat Identities: lccn-n50023398

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