スタジアム移転構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 04:41 UTC 版)
「湘南ベルマーレ」の記事における「スタジアム移転構想」の解説
湘南ベルマーレは、本拠地を平塚市に移転してから今日まで平塚競技場(レモンガススタジアム平塚)を本拠地としているが、現状の収容人員はJ1基準の15,000人をわずかに上回る程度しかない。そこで、大手建設コンサルタント会社から、ホームタウンである平塚、藤沢、茅ケ崎市などから複数の箇所を候補地として、2万人以上収容できるスタジアムの建設構想を検討していたことが、2016年9月の一部報道で明らかになった。 そして2017年1月、「湘南スタジアム研究会」と称する、地元商工会議所や経済関係者らからなる組織が結成され、同12月までをめどに移転候補先をベルマーレに提案する方針を確認した。これまでも、平塚競技場のJリーグクラブライセンス制度に適合した屋根付きスタジアムへの改修や増築などについてベルマーレ側は平塚市に訴えてきたが、平塚市はこの計画に消極的な姿勢が続いている。そこで、新たなスタジアムの建設の可能性を探るように研究会に要請しているという。 同4月の第2回研究会会合で、平塚競技場以外の平塚、茅ケ崎、藤沢、小田原の4市から、民有地3か所、公有地7か所の都合10か所の候補が挙げられた。今後はスタジアムをサッカー・ラグビーだけでなく、コンサートなど多目的用途に利用できるように音楽関係者からの意見を求めるとしている。 一方、平塚市は平塚競技場に引き続きとどまってもらうように要請している。平塚市は2000年のJ2降格以後、スタジアムの年間使用料推定約5000万円のうち、3000万円を減免している。この減免処置は現状ベルマーレのみであるため、「多大な支援をしてきたのに、突然(平塚競技場から)出ていくのは勝手すぎる」との声も市役所からある。また平塚市長の落合克宏も「平塚競技場に残ってもらいたいメッセージの一つ」として、スタンド増築や2017年末に予定される照明塔のLED化などについて話している。
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