シバ

デジタル大辞泉

し‐ば【司馬】

読み方：しば

１ 中国、周の六卿の一。夏官の長で、官制・祭祀(さいし)・軍事をつかさどった。前漢には大司馬と称し、三公の一。

２ 掾(じょう)の唐名。

しば【^×屡】

読み方：しば

［語素］動詞の上に付いて、動作・作用が何度も繰り返し行われる意を表す。しきりに。たびたび。多く「しばたたく」「しば立つ」「しば鳴く」「しば見る」などの形で用いる。

「清き川原に千鳥—鳴く」〈万・九二五〉

しば【斯波】

読み方：しば

姓氏の一。

清和源氏。鎌倉中期、足利家氏が陸奥(むつ)斯波郡を領地としたのに始まる。嫡流は室町幕府の管領家となった。

[補説] 「斯波」姓の人物
斯波四郎(しばしろう)
斯波園女(しばそのめ)
斯波高経(しばたかつね)
斯波義廉(しばよしかど)
斯波義敏(しばよしとし)
斯波義将(しばよしまさ)

しば【^▽暫】

読み方：しば

［副］しばらく。

「—させ給へと呼ばはったり」〈浄・先代萩〉

しば【^×柴】

読み方：しば

山野に生える小さい雑木の総称。また、それを折って薪や垣とするもの。そだ。しばき。

し‐ば【死馬】

読み方：しば

死んだ馬。

シバ【(梵)Śiva】

読み方：しば

ヒンズー教で、ブラフマー・ビシュヌ神とともに三神の一。破壊と創造をつかさどる神で、生殖器崇拝とも関係が深い。

[補説] 「湿婆」とも書く。→大自在天

インド、エレファンタ島のシバ神像

しば【芝】

読み方：しば

１ イネ科の多年草。日当たりのよい地に密に生える。茎は強く、地面をはい、5月ごろ繊細な茎を出して紫色がかった穂をつける。庭園や土手に植えて芝生とする。芝草。

２ 芝生などとして植える葉の細い草。コウライシバ・ギョウギシバやブルーグラスなど。

撮影・おくやまひさし

しば【芝】

読み方：しば

東京都港区の地名。芝公園・増上寺・泉岳寺・東京タワーなどがある。もと東京市の区名。

し‐ば【^×駟馬】

読み方：しば

4頭立ての馬車。また、その馬車を引く4頭の馬。しめ。