システム・プログラミングとは? わかりやすく解説

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システムプログラミング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/31 01:14 UTC 版)

システムソフトウェア」の記事における「システムプログラミング」の解説

システムプログラミング(英: System programming)は、システムソフトウェアプログラミングを指す。以下では、オペレーティングシステムデバイスドライバ開発におけるシステムプログラミングについて述べる。アプリケーションソフトウェアプログラミングとの主な違いは、ハードウェアとの関わり大きい点である。他にも以下のような特徴がある。 プログラマハードウェアその他のシステムの特徴前提として、それらを利用してコード作成する例えば、そのハードウェア効率がよいとわかっているアルゴリズム採用したりする。 以下のような低レベルプログラミング言語使われることが多い。リソース制限のある環境動作可能な言語を使う。 効率がよく、実行時オーバーヘッド小さ言語を使う。 ランタイムライブラリが非常に小さいか、全くライブラリ持たない言語を使う。 メモリアクセスや制御構造直接制御できるプログラム一部直接アセンブリ言語書くこと出来る。 リソース制限されているためデバッガ使えない場合もあり、そうするとデバッグ困難になるこのためエミュレータ上でデバッグ行ったりする。 システムプログラミングはアプリケーションプログラミングとかなり異なるため、プログラマそれぞれの領域特化する傾向がある。 高い実行効率求められるため、プログラマーにはアルゴリズムとデータ構造に関する深い知識要求されることもあるが、資源制約などで高度なアルゴリズムデータ構造使えないという縛りの下でのプログラミング必要なこともある。 システムプログラミングでは、プログラミング利用できる道具制限されることが多い。ガベージコレクション一般的ではないし、デバッグ困難な場合もある。ランタイムライブラリはあったとしても貧弱で、あまりエラーチェックをしない。このような制限があるため、モニタリングデータロギングといった技法使われることが多い。オペレーティングシステム(特にカーネル)はそのようなロギング多用している。 古くは、システムプログラマは例外なくアセンブリ言語使っていた。高水準言語システムソフトウェア使った初期のものとしては、バロース B5000ALGOLMulticsPL/Iがある。1960年代後半から、BLISSBCPLC言語などが使われるようになり、UNIX普及もあって1980年代にはそれが一般化したmacOSI/O Kitドライバなどでは、Embedded C++使われることもある。 21世紀に入ると、セキュリティ重要性否応にも増していることから、型システムによってより強い安全性保証されプログラミング言語システムソフトウェア書くことも、研究レベルでは進んでいる。 オペレーティングシステムネットワーク関連実装ではシステムプログラミングが必要となる(例えば、仮想記憶実装する場合デバイスドライバ実装する場合など)。

※この「システムプログラミング」の解説は、「システムソフトウェア」の解説の一部です。
「システムプログラミング」を含む「システムソフトウェア」の記事については、「システムソフトウェア」の概要を参照ください。

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