高レベル言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 18:41 UTC 版)
「システムプログラミング言語」の記事における「高レベル言語」の解説
PL360は、構文レベルではアセンブリ言語と同等であったが、より高いレベルの構文を持つプログラミング言語でも、システムプログラミングに適した特定の拡張を行えるものもあった。その種の言語の初期の一例としては、LRLTRANがある。この言語は、Fortranに、文字とビットの操作、ポインタ、アドレスの直接指定によるジャンプテーブルの機能を追加したものである。 その後、C言語のようなプログラミング言語が開発されると、システムソフトウェアを書くのに十分な機能のセットが開発され、適切なハードウェア上で効率よく実行できるオブジェクトプログラムを生成できるコンパイラが作られるようになった。一般に、こうした言語では、効率よく実装できない少数の機能を直接は書かず、ハードウェアの特定の機能にアクセスする必要があるマシン依存の機能を使用するために、インラインのアセンブリコードが埋め込まれる。C言語のasm文などは、この目的でよく使用される。同様の言語が数多く開発されてきたが、現在まで生き残っているのはC言語とC++である。 System Programming Language(SPL)という名前のHP 3000コンピュータシリーズ上のプログラミング言語もあった。この言語は、オペレーティング・システムHP Multi-Programming Executiveや、その他のシステム・ソフトウェアのパーツを作るために使われていた。
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