中レベル言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 18:41 UTC 版)
「システムプログラミング言語」の記事における「中レベル言語」の解説
中レベル言語は「高レベル言語のような多くの構文と機能を持つが、言語内で(アセンブリ言語と同様に)機械の機能への直接アクセスも提供するもの」である。最初期の中レベル言語は1960年頃にBurroughsメインフレームで使用されたESPOLである。次に現れたのがNiklaus WirthのPL360であった(もともとBurroughsシステム上でクロスコンパイラとして実装されたものである)。PL360は、ALGOL 60の一般的な文法を持っていたが、各ステートメントはCPUレジスタやメモリを直接操作するものだった。その他には、MOL-360やPL/Sがある。 一例として、よくあるPL360のR9 := R8 and R7 shll 8 or R6というステートメントを挙げる。このステートメントの意味は、「レジスタ8とレジスタ7をandし、その結果を8ビット左シフトした後、レジスタ6の中身とorし、さらにその結果をレジスタ9に格納せよ」という意味になる。
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