サトシゲッコウガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:34 UTC 版)
「サトシのポケモン (XY)」の記事における「サトシゲッコウガ」の解説
人間とポケモンの強い信頼関係による「キズナ現象」によって、先述のXY&Z7話以降変化が可能となった強化形態。変化が発生するとゲッコウガが水のベールに包まれた状態となり、サトシに似た姿に変化、スピードとパワーが増して並みのポケモンならばほぼ一撃の下に倒すほどの力を発揮し、カルネのメガサーナイトとも拮抗する程になる。完全に変化すると水のベールが消え、背中に大きな「みずしゅりけん」を背負った姿になり、メガサーナイトにダメージを与えられる程に力が増す。なおサトシゲッコウガ時だけ「いあいぎり」の演出が小刀ではなく、両手にクナイになる。 キズナ現象自体の詳細はメガシンカと違い明言されておらず、カロス地方で数百年前に一度発生したことがあり、忍者村のほこらの掛け軸やプラターヌ博士が発見した文献などから、「トレーナーとポケモンの信頼関係」「ポケモン自身の潜在能力」「極めて稀に発生」といった断片的な情報が語られている。ほかシトロンの発明品による調査から、サトシとゲッコウガの心の波長がシンクロした際に発生することが実証されており、アランのキーストーンの変化への反応や、バトル中に変化が発生し戦闘終了・不能に伴い元に戻るなど、メガシンカとの共通点が示唆されている。 変化発生当初はサトシ達は異変には気付いていたが、カロス地方でも深くを知り得る者がいない現象ということもあり、何が起きているのかはわかっていなかった。変化中はサトシが「ゲッコウガになったみたいだった」と語るなど、両者の感覚が完全にシンクロしている状態となり、ゲッコウガの視覚情報や受けたダメージがサトシに伝わり、技等を繰り出す時にサトシの動きと連動している描写がある。完全に変化を使いこなせないうちはゲッコウガとサトシ両者にバトル中の被ダメージ以外でもかなりの負担がかかり、バトル直後は強い疲労感を示したり、バトル中に両者が失神することがある。やがてお互いの気持ちを通じ合わせたことでバトル以外の状況にも関わらずシンクロを経て変化した。以降はサトシゲッコウガへの変化を確実なものにし、メガシンカポケモンに匹敵するサトシの主戦力として活躍する。他にもテレパシーで通じあっているシーンもある。前述にある通り、フレア団事件以降は巨石の中心部でのマノンのハリマロンがとらわれている場所や巨大植物の根本である「負のエネルギー」を見つけ出す能力に目覚め、サトシはキズナ現象を「カロスを守るためにあるのかもしれない」と語った。 PM2ではサトシゲッコウガに変化するシーンはなく、過去にサトシゲッコウガに変化していた場面では通常の姿に差し替えられている。
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