コニカプレスシリーズ
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「コニカのカメラ製品一覧」の記事における「コニカプレスシリーズ」の解説
オメガ引伸機で有名なシモン・ブラザーズがバーキー・フォトと合併の折りもう一つの代表的製品であった6×7cm判プレスカメラオメガ120の後継機の設計製造を依頼して来て発売されたシリーズ。 コニカプレスI(1965年発売)/コニオメガラピッド(1963年発売) - 当初は輸出専用で「コニオメガラピッド」銘であったが1965年よりコニカプレスI型の名称で国内販売もされた。交換レンズはバヨネット式で4群6枚ヘキサノン60mmF5.6、3群4枚ヘキサノン90mmF3.5、4群5枚ヘキサノン180mmF4.5で、全て基線長90mm、有効基線長58.5mmの補色式一眼式距離計に連動する。ファインダー倍率は0.65倍で採光窓式ブライトフレームで、枠は90mmと180mmしかなく、65mm使用時はアクセサリーシューに外付けファインダーを装着して使用する。レンズ交換はエプロン部ノブで遮光板を閉じ、レンズ基部のロックを解除すると外部レンズが緩む。遮光板が閉まっている時はシャッターが切れず、開いている時はレンズが外れない。シャッターボタンと連動して撮影時のみ圧板がフィルムをゲートに圧着するのでフィルムの平面製は良いがシャッターが重い。シャッターのセットはプッシュプルレバーで行い迅速だがシャッターを切らなくてもレバーを引けば巻上されてしまう。フィルムはセミオートマット、取り外し可能な裏蓋に装填するので、複数の裏蓋を用意すれば迅速に交換できるが、撮影途中での日中交換はできない。10枚の撮影が終了したらレバーは自動的にストップして終了を知らせてくれるのでカメラ背面中央部の解除ボタンを下げて3回巻き上げるとフィルムが全て巻き取られている。 コニカプレスII(1968年発売)/コニオメガラピッドM(1967年発売) - グリップが大型化して上部にケーブルレリーズの留め金がついたためホールディングが楽になった。ブライトフレームに135mmの枠が加えられた。マガジン方式となり撮影途中でも自由に日中フィルム交換ができる。交換レンズはバヨネット式でヘキサノン58mmF5.6とヘキサノン135mmF3.5が新たに加わりヘキサノン90mmF3.5とヘキサノン180mmF4.5が継続販売された。ヘキサノン60mmF5.6は併売されなかったが使用できる。
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