ケッチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 23:51 UTC 版)
人間の女性。魔術師兼吟遊詩人(楽器は横笛)。大きな耳飾り(通称「おでんイヤリング」)がトレードマーク。名前の由来はインドネシアの音楽「ケチャ」から。出自は旅人だが、両親から「お前は本当はお嬢様だ」と聞かされて育ったため、自称「お嬢様」で通している(真偽は不明である)。 能力値平均がパーティー内でもっとも低かったため、直接戦闘には参加せず後ろで応援する「チア・ソーサラー」で通しており、何かの拍子に負傷するだけでも大事件であった(彼女が初めて戦闘で負傷したのは最終話である)。特に知力はパーティーで最も低い10で、魔術師に向いているとはいえない。そんな彼女がソーサラーなのは、他に担当するキャラがいなかったためである。 「お嬢様」という設定どおり、基本的にわがままな性格をしており、彼女の気まぐれで次の目的地が決まるというのがリプレイの流れであった。また「夜更かしは美容に悪いから早く寝る」「料理が苦手(実際の調理判定で1ゾロ)」「有名な女盗賊ナイトウインドと容姿がそっくりで、間違えられて逮捕されかけた」など、彼女らしいエピソードがいくつか存在する。基本的には統率力があるわけではなく、どちらかというとケインと同じムードメーカーの立場に近かった。 しかし、シャドーニードルを慕う盗賊ジャールに対して分け隔てなく接する(彼は容姿が醜いため、人に敬遠されていたという生い立ちを持っている)など、ただわがままなだけではない、意外な一面も持っている。ジャールもケッチャに僅かに心を開いた受け答えをしている。 ザボから好意を寄せられているが、彼女がザボをどう思っていたかははっきりしていない。誘拐された王女を救出した際、王女に抱きつかれたザボに嫉妬して攻撃魔法を放ったこともあるが、小説ではザボをどう思っているか問われて「奴隷」と返答している。 リプレイの中盤から、ソーサラー技能レベルの上昇により、黒猫のザザという使い魔を持つ。魔女の宅急便のキャラクターが元ネタで、プレイヤーはぬいぐるみを持参していた。リプレイ収録中、本人も元ネタの猫の名前と間違えることがあった。
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