グミ (植物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/21 11:59 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| グミ | ||||||||||||||||||
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 アキグミの実
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Elaeagnus L. | ||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||
| Silverberry Oleaster |
グミ（胡頽子）はグミ科グミ属（学名：Elaeagnus）の植物の総称で、果実は食用になる。 なお、グミは大和言葉であり、菓子のグミ（ドイツ語でゴムを意味する"Gummi"から）とは無関係である。
概要
常緑または落葉の低木でつる性のものもある。また常緑性種は耐陰性があるが耐寒性は弱く、落葉樹性は強い。葉は互生し、葉や茎には毛が多い。また茎にはとげがある。花は両性または単性、がくは黄色で筒状、先が4裂し、雄蕊が4本つく。花弁はない。挿し木、取り木、接ぎ木などで簡単に増やせる。
虫媒花である[1]。
前年枝の節から伸びた新梢に開花結実する。開花後、萼筒の基部が果実を包んで肥厚し核果様になる。果実は楕円形で赤く熟し、渋みと酸味、かすかな甘味があって食べられる。形はサクランボに似る。リコピンを多く含むが、種によってはタンニンを含むため、渋みが強いことがある。ときおり虫が入っていることもあるので注意が必要である。
根にフランキア属の放線菌が共生し窒素固定を行うので、海岸などのやせた土地にも育つ。
方言名に「グイミ」がある。グイはとげのこと、ミは実のことをさし、これが縮まってグミとなったといわれる。その他に中国地方ではビービー、ブイブイ、ゴブなどとも呼ばれている。
分布
ユーラシアから東南アジアにかけて50から70種ほどが現存し、E. trifloraだけがオーストラリアにまで分布している。ギンヨウグミ（E. commutata）は北アメリカ唯一の固有種である。日本にはナツグミ（E. multiflora）、アキグミ（Elaeagnus umbellata）、ナワシログミ（E. pungens）、ツルグミ（E. glabra）など十数種がある。商業的にはあまり利用されないが庭などに栽培される。
脚注
- ^ Bartish, IV and Swenson, U (2004), Elaeagnaceae, pp. 131-134, doi:10.1007/978-3-662-07257-8_17
2. 牧野富太郎(2008)「植物一日一題」ちくま学芸文庫 pp.92-95
「グミ (植物)」の例文・使い方・用例・文例
- トルコの国鳥はワキアカツグミである。
- マーケティングを成功させるには、適切な製品、価格、場所およびプロモーションの効果的ミックスが必要であることから、マーケティングミックスはマーケティングの4Pとも呼ばれている。
- メグミは、海外の大学へ入学するために、TOEFLでいい点数を取らなければいけません。
- 東京をビッグミカンってよぼうよ！
- ツグミは歌を２度続けて歌う。
- ツグミ
- ツグミ類の別の分類法
- ツグミ科の標準属
- ヤドリギの実を主食とする大型欧州産ツグミ
- その歌声で有名な旧世界の一般的なツグミ
- 冬に主に見られる中型のユーラシア産のツグミ
- 赤味がかった脇腹を持つ欧州産小型ツグミ
- 欧州産の一般的な黒色ツグミ
- 岩場によくいる欧州産ツグミ
- 赤錆色の胸と腹を持つ大型アメリカ産ツグミ
- モリツグミ
- 北米のツグミで、複雑で魅力的な鳴声で知られる
- その鳴声で有名な北米産黄褐色ツグミ
- アメリカ東部の森林地でよく見られる大型ツグミ
- 旧世界産のツグミ科の鳥
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