グィノー家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:44 UTC 版)
血縁ではなく、魂の誓いで結ばれ、形式上の兄弟となる魔法探求の一家。カルノは十数年ぶりに迎えられた一番新しい弟。 ローゼリット・グィノー 声:樋口雅子 風使い(アエロマンサー)。グィノー家きっての魔法使い。カルノの形式上の姉。高齢だが、10歳くらいで体の成長が止まっている。金髪の巻き毛、碧眼。グィノー家にスカウトされ、身内も友人も捨てて魔法使いとなった。勝ち気で前向きな性格の反面、成長しない体の終わりを望むほど疲れている。藍に致命傷を負わされても、生への執着を持つことは無かった。カルノとの関係性の中に、生きる誇りを見い出し、彼を「至上の男」と想い愛するようになっていた。 藍と和解しようと香港へ会いに行ったが、藍に「内蔵占い」の6人目の占具にされ致命傷を負わされてしまう。臓腑を灰で作った魔法の模造品で補い、数日間の余命を得る。その数日間をカルノへの最後の修行にあて、藍と対決させた。死の前の夜、カルノに「友達探しなさいね」と言い、それがカルノを強く成長させてゆく。 アーネスト・藍(ラム)・グィノー 声:古澤徹 10年以上前にグィノー家を見限り、グィノー家の秘占の多くを世俗に漏らした。グィノー家からは裏切り者扱いされている。盲目だが霊気で視覚することが出来る。香港で女性をグロテスクな死体にしていたため「香港ジャック・ザ・リッパー」と呼ばれる。古代エトルリアの占術を蘇らせた「内蔵占い(スプランクノマンシー)」を使い、占具にした女性の肉体で香港の未来を占っていた。水の魔法を使う。ローゼリットとは古くからの友人であったが、再会した彼女を「内蔵占い」の占具にし、致命傷を負わせた。最愛の友であるローゼリットが、長い年月、宿命を受け入れつつも気丈に自分らしく生きようとする様を哀れに思い、永遠に幼女のまま成長しない体から解放させようとした。 シャーロック 声:佐々木望 藍の従者。精霊ドリュアドと契約している。ドリュアドの力を借り、眠らせた人間を操ったり、心に隠された弱みを暴き、幻を見せたり出来る。 大兄 グィノー家のリーダー。「人王が近々死ぬ」という予言を出した後、ほとんどの魔法能力を失い自殺した。肉体を捨て、グィノー家の兄弟達の助けをする目的で霊となった。
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