クロマチック・ハーモニカとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > クロマチック・ハーモニカの意味・解説 

クロマチック‐ハーモニカ【chromatic harmonica】

読み方:くろまちっくはーもにか

半音階出せハーモニカ本体につけられ押しボタン付きのスライドレバーによって、半音を出すことができる。3〜4オクターブすべての音が出せるため、クラシックやジャズ多く使われる


クロマチック・ハーモニカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:21 UTC 版)

ハーモニカ」の記事における「クロマチック・ハーモニカ」の解説

クロマチック・ハーモニカの音 この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧くださいクロマチック(クロマティック)スケール、すなわち半音階演奏できるように改良したタイプである。クロマチック・ハーモニカ (Chromatic Harmonica) には上下式とスライド式がある。 上下クロマチックというのは日本学校教育用に考案されたもので、吹き口上下2段わかれている。鍵盤白鍵に当たる音が下段に、黒鍵に当たる音が上段配置されているので演奏方法は簡単であるが、後述のように鍵盤ハーモニカに取って代られ、現在ではアンサンブル用など一部使われるのみである。上下クロマチックは別名シングル・クロマチック・ハーモニカ (Single Chromatic Harmonica) とも呼ばれる一時期学校教育現場で使用されたため、各種開発されたが、上下2段に穴があるためハーモニカに厚みがありすぎて、子供にとって非常に吹きくいものであったまた、音階配列各社統一がなされなかったことも急速に衰退した理由一つといえるスライド式クロマチックは、現在一般的に使われているクロマチック・ハーモニカで、どのモデルもほぼ同じ仕組みである。吹き口一列であり、4穴1オクターブの音が出せる。12穴3オクターブのものが主流であるが16穴4オクターブモデルもよく使われる吹き口一つだが内部上下2段わかれていて、吹き口のすぐ後ろにある穴あき板によって片方覆われる側面レバーを押すと板は横にスライドしてもう一方の穴が開放されるレバー放せば板はばね仕掛け元に戻る。つまりC調ハーモニカの場合CとC#のリードプレートが取りつけてあり、通常はCのリード鳴りレバーを押すとC#リードが鳴る仕組みである。※(HOHNER SuperChrominica270)が有名。(ホーナー歴史と共に歩んできたロングセラーモデル) また、内部構造も複雑で、リード空気を送るのを「バルブ」と呼ばれる薄い皮膜状の物で振り分けをしており、これが過度に濡れたりすると音質変わったり、音が出なくなったりする。このバルブ不具合生じやすい欠点があり、素人には使いにくい面がある機構複雑だ演奏家技量要求される機種なのでかなりの上級者向きハーモニカと言える基本的にスライド式クロマチック・ハーモニカは単音ハーモニカであるが、2012年鈴木楽器製作所開発発売により、世界初の複音スライドマチック式クロマチック・ハーモニカが世に出た。 クロマチック・ハーモニカの音配列ノーマル123456789101112吹音 C E G C C E G C C E G C 吸音 D F A B D F A B D F A B レバー押123456789101112吹音 C# E# G# C# C# E# G# C# C# E# G# C# 吸音 D# F# A# B# D# F# A# B# D# F# A# D ※ B#とC、E#とFは実際には同じ音であるが吹音と吸音違いがあり、曲によって使い分けたりする。

※この「クロマチック・ハーモニカ」の解説は、「ハーモニカ」の解説の一部です。
「クロマチック・ハーモニカ」を含む「ハーモニカ」の記事については、「ハーモニカ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「クロマチック・ハーモニカ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クロマチック・ハーモニカ」の関連用語

クロマチック・ハーモニカのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クロマチック・ハーモニカのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのハーモニカ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS