キュー関連用具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 15:00 UTC 版)
「キュー (ビリヤード)」の記事における「キュー関連用具」の解説
キューケース(Cue case) キューの移動・保管に用いられるバッグ。プレーに必要な個人装具(バットとシャフトからなるキュー、個人所有のチョーク、ジャンプキューのバット等)を収納できるようになっている。プレーキュー1本のみだけ入るものから、4本以上のキューを入れられるようなもの、競技に必要な前述のグッズを入れるためのポーチが縫い付けられているものなどが存在する。肩から掛けられるバッグタイプのもの、木や金属製のアタッシュケース状のものに大別される。 バッグタイプのうち筒状のものの一部は、試合会場等で簡易キューラックとして使用することが可能である。組み立てた状態のキューをそのまま挿入して用いる。 ジョイントプロテクター ジョイントキャップとも。ケースに収納するためにキューを分割した後、ジョイントの雌雄のねじを保護するために装着しておくボルトおよびナット状のもの。樹脂や木、金属等で作られ、キューメーカー純正のものにはロゴが入れられていたり装飾が施されるものもある。全てのジョイントに対応する種類が存在する。 キューラック(Cue rack) キューを立てる台。壁に固定するものと床に置くものがある。ともにシャフトを上、バットを下にして立てる。前者はシャフト先端を円形の穴に通しバットエンドを下端の窪みに挿入するようになっており、地面と垂直にキューを保管できる。後者はバット部分をジョイント付近とバットエンドで支える構造になっていることが多く、キューは台にもたれかかる形になる。ジョイントは着脱を繰り返すことで僅かながらダメージを受けるとしてラックで保管することを推奨する意見があるが、温度や湿度、日光等によりキューが曲がるリスクが増えるため、管理には細心の注意が必要である。 ビリヤード場では、ハウスキューは通常キューラックに置かれており自由に利用できる。また、簡易的なラックが各テーブルの横の机にも備えつけてあり、自分がプレーしない時にはそこに置く。 ティップシェーパー(Tip shaper) 半球状に窪んだ曲面がヤスリになっている道具で、ティップの先端を押し付けて削ることによりティップを毛羽立たせ、チョークの乗りを良くするために用いられる。各社から様々な発想の製品が出ている。この用途に汎用の金属製のヤスリを用いることも多い。
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