キャットウーマン族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 02:47 UTC 版)
「フェリシア (ヴァンパイア)」の記事における「キャットウーマン族」の解説
元々は魔界に生息していた種族だが、100年ほど前にデミトリ・マキシモフが魔王ベリオール(モリガンの養父)と戦った際、デミトリがベリオールによって自身の居城と魔界の一部諸共切り離されて人間界へ追放されると同時に、キャットウーマン族も巻き添えという形で意図せず人間界へ来てしまう。 人間にとってキャットウーマン族という亜人類の発覚は衝撃的だったが、外観がそれほど人間とかけ離れたものではないことや、何よりその愛らしさが幸いして大きく拒絶されず、アメリカでは「存在の容認・尊重を」という世論が大きくなり、やがて基本的人権を獲得するに至る。ただし、偏見が完全に消えたわけではなく、現在世界中に数百人程度散在しているキャットウーマン族の多くは、人目を避けるか人間に擬態しながら暮らしている。フェリシアのミュージカルも世間では見世物としての色合いが強かったが、一度そのステージを見た観客はフェリシアの快活なダンスと愛らしい歌声に魅了され、人間であるかどうかの問題など吹き飛んでしまう。 キャットウーマン族は通常の人間と変わらぬ姿で生まれ、4歳から10歳までの期間内に体毛・耳・尻尾などの変化が現れることにより判別可能となる。加齢は人間のそれとは異なり、実年齢の約半分が人間と相応の年齢である。フェリシアの実年齢は20代後半だが、キャットウーマンの年齢に換算すると14歳から15歳。人間よりも年のとり方が遅い。嗅覚は人間の数千倍であり、本能的に臭いで同族を判別できる。夜行性のため、昼間の太陽光は苦手。尻尾の根本は弱点となっており、握られた場合は力が抜ける。個体差はあるが擬態能力を備えており、キャットウーマンの特徴を隠して人間に化けられる。普通の猫への変身も可能であり、フェリシアの場合は子猫に変身できるが、その時間は5分程度が限界である。 種族名が示す通り男性は存在せず、キャットウーマンが人間の男性と結ばれたとしても生まれてくる子供は通常の人間のみであるため、現段階では同種の子孫を残すことは不可能。キャットウーマンと対を成すであろう種族が人間界の環境に適さない理由の存在が示唆されている。
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