キャスリン・C・ソーントン
名前:キャスリン・C・ソーントン(Kathryn C Thornton)
性別:女
国名:アメリカ
生年月日:1952年8月17日(アラバマ州モントゴメリー)
所属宇宙機関:アメリカ航空宇宙局(NASA)
飛行実績:スペースシャトル計画(STS-33/ディスカバリー号)(STS-49/エンデバー号)(STS-61/エンデバー号)(STS-73/コロンビア号)
ソーントン博士は4回の船外活動を含む4度の宇宙飛行を経験している大ベテランの宇宙飛行士です。彼女は1979年にバージニア大学で博士号を受けた後、西ドイツのマックス・プランク研究所で核物理学の研究に携わり、1980年に帰米して米陸軍科学技術研究センターに勤務した後、1984年にNASAに入り、翌年宇宙飛行士となりました。
彼女の業績は非常に多く、宇宙ステーション建設のための船外活動の実験やハッブル宇宙望遠鏡の修理などがあり、また地上でも数多くの実績を上げています。
1.同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
STS-33(ディスカバリー号、1989年11月23日打ち上げ)ではジョン・エルマー・ブラー、マンレイ・レニエール・カーター、フレデリック・ドリュー・グレゴリー、フランクリン・ストーリー・マスグレイブと同乗しました。
またSTS-49(エンデバー号、1992年5月7日打ち上げ)ではトーマス・D・アカース、ダニエル・チャールス・ブランデンステイン、ケビン・P・チルトン、リチャード・J・ヒーブ、ブルース・A・メルニック、ピエール・J・タウトらと同乗しました。
STS-61(エンデバー号、1993年12月2日打ち上げ)ではトーマス・D・アカース、ケネス・D・ボワソックス、リチャード・オズワルド・コービー、ジェフリー・アレン・ホフマン、フランクリン・ストーリー・マスグレイブ、クロード・ニコリエールらと同乗しています。
コロンビア号(STS-73、1995年10月20日打ち上げ)ではケネス・D・ボワソックス、キャサリン・G・コールマン、フレッド・レスリー、マイケル・E・ロペス-アレグリア、ケント・V・ロミンガー、アルベルト・サッコらと同乗しています。
2.宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
ソーントン博士はミッションスペシャリストとしてスペースシャトルに乗り込み、4回の船外活動(EVA)のほか、数多くの業績を上げています。処女飛行のSTS-33では防衛関係の実験が行われています。
2度めのSTS-49では、船外活動で通信衛星インテルサットを捕獲して修理したほか、宇宙ステーション「フリーダム」建設のためのさまざまな船外活動テクニックを研究・実験しました。
3度めのSTS-61は、ハッブル宇宙望遠鏡の修理のためにおこなわれたもので、4人で計5回ものEVAがおこなわれました。彼女もそのうち2回に参加しています。
4度めのSTS-73では、低重力下での各種材料の特性や変化に関する数多くの実験がなされました。
3.どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?
STS-33で5日間、STS-49で8日間と21時間22分、STS-61で10日間と19時間59分、STS-73で15日間と21時間50分。計4回の宇宙飛行で40日間と15時間21分の滞在記録を持っています。また3回で計53分の船外活動(EVA)もおこなっています。
キャスリン・C・ソーントン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 05:29 UTC 版)
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NASA所属宇宙飛行士 | |
国籍 | ![]() |
現況 | 引退 |
生誕 | 1952年8月17日(69歳) アラバマ州モンゴメリー |
他の職業 | 物理学者 |
宇宙滞在期間 | 40日15時間14分 |
選抜試験 | 1984年NASA選抜試験 |
ミッション | STS-33, STS-49, STS-61,STS-73 |
記章 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
キャスリン・C・ソーントン(Kathryn Ryan Cordell Thornton、1952年8月17日-)は、アラバマ州モンゴメリー出身のアメリカ合衆国の科学者、アメリカ航空宇宙局の宇宙飛行士である。現在はバージニア大学の工学応用科学部の副学部長を務めている。
家族
ソーントンはテネシー州オークリッジ出身のステファン・T・ソーントン博士と結婚している。ケネスとマイケルという2人の義理の息子、キャロル、ローラ、スーザンという3人の娘がいる。父のウィリアム・C・コーデルと母のエリザベス・コーデルは離婚している。夫の母ヘレン・リー・ガードナーと夫の父バートン・ブラウン・ソーントンも離婚している。趣味はスキューバダイビングとスキーである。
教育
ソーントンは1970年にモンゴメリーのシドニー・ライナー高校を卒業した。1974年にはオーバーン大学で物理学の学士号、1977年にはバージニア大学で物理学の修士号、1979年にはバージニア大学で物理学の博士号を取得した。
経歴
1979年に博士号を取得すると、北大西洋条約機構のフェローシップを受け、ハイデルベルクのマックス・プランク核物理学研究所で研究を続けた。1980年にバージニア州シャーロッツビルに帰国し、そこのアメリカ陸軍海外科学技術センターに就職した。
NASAでのキャリア
1984年5月にNASAにより宇宙飛行士の候補に選ばれ、1985年7月に宇宙飛行士となって、飛行ソフトウェアの検査等に携わった。1989年のSTS-33、1992年のSTS-49、1993年のSTS-61、1995年のSTS-73と4度の宇宙飛行を経験し、21時間の宇宙遊泳を含む975時間を宇宙で過ごした[1]。これは第14次長期滞在でスニータ・ウィリアムズに抜かれるまで、女性としての宇宙遊泳の最多時間の記録であった。
彼女は1996年8月1日にNASAを退職し、バージニア大学の教員となった。
出典
固有名詞の分類
アメリカ合衆国の物理学者 |
シーモア・ベンザー セオドア・フォン・カルマン キャスリン・C・ソーントン ミカエル・ピューピン ヘンリー・ローランド |
アメリカ合衆国の宇宙飛行士 |
ジェームズ・ウッド ドナルド・ペティ キャスリン・C・ソーントン ハリソン・シュミット ロバート・ラッシュウォース |
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