カンジョ

デジタル大辞泉

かん‐じょ〔クワンヂヨ〕【^×丱女】

読み方：かんじょ

揚巻(あげまき)に結った幼女。童女。

「年未だ十五に過ぎざる童男—」〈太平記・二六〉

かん‐じょ〔クワンヂヨ〕【官女】

読み方：かんじょ

宮中、または将軍家などに仕える女。女官(にょかん)。かんにょ。

かん‐じょ〔クワン‐〕【寛^×恕】

読み方：かんじょ

［名・形動］(スル)

１ 心が広くて思いやりのあること。また、そのさま。

「勇気ある人はその心—にして」〈中村訳・西国立志編〉

２ 過ちなどをとがめだてしないで許すこと。「御—を請う」

かん‐じょ【感書】

読み方：かんじょ

「感状(かんじょう)」に同じ。

かんじょ【漢書】

読み方：かんじょ

中国二十四史の一。前漢の歴史を紀伝体で記した書。80年ころ成立。後漢の班固(はんこ)が撰し、妹の班昭らが補った。本紀13・表10・志18・列伝79の全120巻。後世の史書の模範とされた。前漢書。西漢書。

かん‐じょ〔クワン‐〕【緩徐】

読み方：かんじょ

［形動］［文］［ナリ］ゆるやかで静かなさま。動作などがゆっくりしているさま。

「地盤の運動は割合に—で」〈寅彦・化け物の進化〉

かん‐じょ〔クワン‐〕【還^▽昇】

読み方：かんじょ

⇒かんじょう（還昇）

かん‐じょ【閑所／閑処】

読み方：かんじょ

《「かんしょ」とも》

１ 静かな場所。人のいない所。

「睛(せい)（＝ヒトミ）を—に転ずる気紛(きまぐ)れの働ではない」〈漱石・虞美人草〉

２ 便所。かわや。

「信玄公、御用心の御ためやらん、御—を京間六帖敷きになされ」〈甲陽軍鑑・三三〉

歴史民俗用語辞典

丱女

読み方：カンジョ（ｋａｎｊｏ），　カンニョ（ｋａｎｎｙｏ）

総角に結った年若い女、童女。

灌所

読み方：カンジョ（ｋａｎｊｏ）

（１）手を洗う所。
（２）便所。閑所。

閑所

読み方：カンジョ（ｋａｎｊｏ）

便所。

外国人名読み方字典

カンジョ

名前 Kang-jo

季語・季題辞典

官女

読み方：カンジョ（ｋａｎｊｏ）

ひな人形の中の一つ

季節 春

分類 人事

歌舞伎・浄瑠璃外題辞典

官女

読み方：カンジョ（ｋａｎｊｏ）

初演 天保1.3(江戸・中村座)

古典文学作品名辞典

漢書

読み方：カンジョ（ｋａｎｊｏ）

分野 漢籍

年代 中国・後漢

作者 班固、班昭