カルロス事件とは? わかりやすく解説

カルロス事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 14:28 UTC 版)

ジェームズ・ランディ」の記事における「カルロス事件」の解説

カルロス事件とは、ランディオーストラリアテレビ局により、企画され多くの人とメディア詐称し事件。もともとは、チャネリング降霊術一つ)の疑わしさに関する企画を、オーストラリアテレビ局プロデューサーが「マスコミ含む自国民が捏造情報をどこまで信じるか」という企画ランディ依頼したことに始まる。 この企画打診受けたランディは、オカルトとは何ら無関係であった知人ホセ・アルバレスチャネラー仕立てるべくランディのもとで綿密な仕込み行なった仕込み一つとして脇の下ボールテープ留めてこれを押しつぶして腕の脈拍止め、偽の仮死状態作り出すトリックなどが含まれていた。そして、1988年2人は「アメリカで話題の」「2000歳の精霊チャネリング」という触込みとともにオーストラリア訪れTV局売り込みをかけた。アルバレスは名前を「カルロス」と変えチャネラーらしく権威があり、もっともらしく見せ為の細工小道具駆使して豪州TV番組「Sixty Minutes」に出演ランディ使った手口小型無線機使った初歩的な手品コールド・リーディングカルト良く使われているような文言適当に散りばめた抽象的仰々しいカルロス文書」と名づけ即席教義、そして「カルロス」ことアルバレス演技相まって大量信者を生み、テレビ人気者なり様々な媒体が彼を「チャネラー」として取り上げた。彼らの「興行」はシドニーのオペラハウスショウ最高潮達し、このタイミング見計らいランディが事の経緯明らかにする呆然とする者や騙された知って怒り出す者、中には意味が解らずカルロス擁護しペテンだと明らかになったあとでさえカルロスその霊的でもなんでもないメッセージ信じ続けた者も居たといわれる豪州視聴者を含むメディア全て仕込みヤラセ知り大騒動発展カルロスを「本物」として扱った番組大恥をかく事になる。ランディは「電話一本確認すればペテンだとわかるネタ数多くあったのに、メディアその手間すら行わず、検証怠り鵜呑みにし、何の価値も無い電波視聴者向かって流し続けたかように人が簡単に騙されやすいと同時にメディアを騙すのも造作無い」と喝破した

※この「カルロス事件」の解説は、「ジェームズ・ランディ」の解説の一部です。
「カルロス事件」を含む「ジェームズ・ランディ」の記事については、「ジェームズ・ランディ」の概要を参照ください。

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